続、気になる話です
2006年 06月 08日
畑作を行うことを条件に県畜産農協連合会(県畜連)から土地を購入し、その取得資金に認定農業者が利用できる「農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)」を充てておりながら、水田に転用して米を作付けしているのですから、ルール違反は明確です。県も6月議会に同資金への利子補給停止を提案しますし、村も当然、認定農業者を取り消して同様の措置を取るでしょうから、該当する農家にとっては死活問題です。しかしながら、県内の農家や農業団体からは彼らへの応援メッセージも同情の言葉も聞かれません。当然です。大半の農家は米作経営を守るために、泣く泣く生産調整に協力して必死で地域農業を維持しているのですから。
大潟村にはかつて、「過剰作付け問題」や「ヤミ米騒動」などがあり、村を二分する時代がありましたし、国と農家が争った裁判では、結局、離農した事例もありました。そうした苦難を乗り越えて、ようやく一体感が醸成されつつある時に、今回の問題です。「取り消された場合の裁判の準備を進めている」という強気な会長の言葉に、つい、ホリエモンや村上ファンドの姿を思い浮かべてしまいます。
確かに「作る自由に売る自由」。規制緩和は農業の分野にも否応なしに迫ってきていますし、競争も激しくなるでしょう。しかしながら、自分だけが良ければそれでいいというものでもないでしょう。有能な経営者ならなおさら倫理観が必要です。「驕る平家久しからず」、犠牲になる人が出なければいいのですが・・・・・・
# by shouichiro_sato | 2006-06-08 22:26 | 社会・話題 | Comments(6)


