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横断歩道の白線が危険?

 桜前線も進んで、県内でも観桜会の新聞広告が目立ってきました。行きつ戻りつしながらも、いよいよ春本番です。

 羽後町の自宅と秋田の事務所の往来に、毎日利用している国道107号線と同7号線では、冬の間に傷んだ路面補修やセンターライン等の工事が盛んです。この時期はたぶん、県内各地でも同様の工事が行われていることでしょう。綺麗な路面に真っ白なラインはドライバーにとって気持ちの良いもの。「春がきたな~」と、嬉しくなってきます。

 そのライン引き工事についての意見が先日の魁新聞「読者の声」にありました。「横断歩道の幅広い白線は雪が降ると滑りやすくて危険だ。線の一部をカットしてはどうか。経費の節減にもなるのでは」というものです。なるほど、私にも経験があります。特に新雪があったりすると、あの厚く塗られた白線の上は滑るのです。塗られていない舗装面とは段差もあります。ご指摘のように、真ん中1メートルくらいはそのままにして、横断歩道すべてに塗らなくてもいいのではないか。車椅子を利用する場合でも便利ではないか、などと考えながら何度も読み返しました。

 施行基準などの法的な決まりなどあることでしょうが、より快適・安全なものにするために、いろいろな工夫はしてみるべきでしょう。実験・実証も必要です。特に幅の広い横断歩道や交差点から試してみることを提案したいと思います。

# by shouichiro_sato | 2006-04-08 08:41 | 社会・話題 | Comments(0)

 

湯沢市の挑戦

 朝、湯沢市の知人に会うために駅前から柳町、そして田町と一回りしてきました。
 湯沢市の中心市街地、特に商店街は長い年月をかけての都市計画事業が終了し、すっかり変わってきています。電線等の地中化や道路の拡幅。地下水の熱利用による融雪歩道。そして新装されたそれぞれのお店。それは私が高校生のころ(35年も前ですが)に記憶している町の風情とはまったく違います。広々としていて、とてもきれいです。有名なドイツの町並みをイメージした通りもあります。

 しかしながら、商店主の話は「車は通るけれども通過するだけだ。病院や学校などの目的地に真直ぐいく。街を歩く人がいない。」 「いつも同じ時間に同じ車が通るんだ。新しい人の流れがないんだよ。」 「景気が回復してきたというけれど、我が家での売り上げはますます落ち込み、悪くなるばかり。実際、店を閉める人が増えているよ。」

 せっかく膨大な事業費を投入して完成した町並みも、これをどう活かすか、今こそ正念場。とかく役所の仕事は施設整備が終われば目的を達成したように思いがちですが、そうであってはいけません。湯沢市も商店街にお客さんがあふれ、活気を呼び戻すために取り組んだ事業ですから、いよいよ今度は町並みを活かす工夫が必要です。

 そこでヒットな発想が生まれました。空き店舗に市の商工観光課が入るというアイデア。合併後の分庁方式を改めて市役所に機能を集中したところ、スペースがなっかたという事情はあったにしろ、すばらしい発想だと拍手しました。デーサービスや保育所など市民に身近な福祉関係の拠点も街中にできるといいですね。何でも郊外に、大規模に整備するのではなく、地域の共存共栄、人の行き交う市街地づくりが重要だと思います。

# by shouichiro_sato | 2006-04-05 16:57 | 産業振興 | Comments(1)

 

頑張れ新入社員

 新しい年度が始まりました。
 土・日で4月が始まりましたから、実質的には今日から新年度。職場でも新しい仲間を迎えて明るい雰囲気になったことでしょう。新入社員には仕事や社会の厳しい現実に大変なこともあるでしょうが、まずは頑張っていただきたいと思います。

 それにしても、また信じられない事件が起こりました。ごく普通に見える男が、マンションの15階から小学生の子供を投げ出すとは。一体、こうした心理はどこからでてくるのでしょうか。いかなる動機があろうとも、決して許せない犯行です。「勝ち組」「負け組」などともてはやしているうちに、社会の底流に広がりつつある病巣なのか。自己中心で他人を思いやる気持ちなど微塵もない競争社会の弊害か。「やさしさ」「いたわり」などという、人間同士の生きていく基本を体得していないのでしょうか。残念でなりません。

 輝かしい日の同じ紙面にやりきれない事件が報道されていましたが、新入社員には今日の初心を忘れず、職場の中でも豊かな人間関係を築いていただきたいと思います。それには「信頼と尊敬」が大切です。一度入ってしまった溝を埋めるには多くのエネルギーが必要です。人生にはさまざまな出会いがありますから、一期一会を大切にして、お互いに努力しあっていきましょう。

 我が家でも長男が県外の学校を卒業して家に帰ってきました。今日から町内の運送会社にお世話になっています。ホットしながら、「頑張れ!」と応援しております。 

# by shouichiro_sato | 2006-04-03 14:30 | 社会・話題 | Comments(0)

 

私の3月31日

 羽後町田代では数日前からの風雪が31日も続いています。3月の陽気に誘われて、我が家の近くの町道にある防風雪柵は撤去されていましたので、吹溜りができて車が立ち往生するなど、運転には注意が必要な状態。明日から4月というのにどうしたことでしょう。秋田の桜開花予想も延期されるのでは?と心配です。春の農作業も本格化していますので、農作物の管理には充分に気をつけてください。

 さて、1年前の3月31日は知事選挙の告示日。気温は低かったものの天候には恵まれて、秋田市川尻町大川反の事務所前で、閉塞感漂う秋田県を変えるために「県民が主人公の県政をつくろう」「日本一の子育て支援を実行しよう」と第一声をあげました。選挙の経験は町議会に初挑戦した27歳の時から数えて8回もありますが、全県を回るのはもちろん初めてのこと。運動期間も参議院議員選挙と同じで、最も長い17日間。はたして最後まで大丈夫かと心配されたスタートだったと記憶しています。

 そしてこの日は、立候補届が受理されると同時に、9年10ヶ月務めた羽後町長を失職した日でもあります。年度末の31日は、本来であれば退職する職員に辞令を交付し、その労をねぎらうために一献交わすのが慣例になっていましたので、その記念日に町長がいなくなることに、永年にわたってお世話になった方々には申し訳けない気持ちでいっぱいでした。

 早いものでそれから1年経ちました。多くのカメラやマイクの前で、自分の思いを訴えた初心を忘れることなく、今日も過ごしてきました。今夜は自宅でゆっくりさせていただきます。 

# by shouichiro_sato | 2006-03-31 18:25 | 今日の出来事 | Comments(1)

 

生まれ変わる飯沢小学校

 暖かい日が続いていたと思ったら一気に風雪模様。羽後町田代の自宅では今朝ほど4~5センチの積雪があり、外にある車も白くなっていました。やはり、まだまだ油断できません。

 さて、うれしいニュースです。魁新聞朝刊の地域面に、羽後町の旧飯沢小学校校舎を「体験型宿泊施設」に改修することが紹介されていました。百年以上の歴史がありながらも、児童数の減少でやむおえず隣の元西小学校と統合したのが昨年春。村や地域にとっては住民の活動拠点であり、さらには心のよりどころだっただけに、苦渋の決断をしていただきました。その時の約束が、学校施設はまだ新しい(平成元年建設)ので、何とかして地域に役立つ方策を考えることでした。

 町ではこうした計画を引き継ぎ、校舎を都市と農村を結ぶ交流施設として活用することとし、さまざまな農業・農山村体験ができる場所に整備する予算が先の3月定例議会で可決されました。もちろん、豊富な山の幸(山菜や鳥獣肉など)も食べることが出来ます。近くには国の重要文化財で県内で最も古い民家「鈴木家」もあり、そこに住む飯沢の皆さんは人をもてなすのが大好きな方ばかり。私も良くお世話になりましたし、まさに自然豊かな桃源郷ですから、オープンすれば新しい町のシンボルとなること間違いなし。楽しみです。

 西馬音内盆踊りや国体関連の行事など、町を訪れる人達は年々増えていますが、悩みの種は宿泊施設が少ないことでした。巨大なリゾートホテルや温泉地の真似はできませんが、まごころと素朴な田舎料理に癒されたい人もいるはずです。子供たちの歓声につつまれていた学校から、また元気な笑い声が聞こえてくることを期待しています。 

# by shouichiro_sato | 2006-03-29 13:18 | 羽後町 | Comments(1)