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「しょうがない」防衛大臣の辞任

 当然といえばそれまでですが、アメリカの原子爆弾投下を「しょうがない」と発言した久間章生防衛相が、きょうの午後になって(突然)辞任しました。目前の参議院選挙への悪影響を懸念して、早期の幕引きを図る狙いがあるのでしょうが、安倍内閣にとっては発足約9ヶ月で3人もの閣僚が交代する異常事態です。

 久間防衛相は30日(日)、千葉県柏市内で講演した際に第2次世界大戦でのアメリカの原爆投下について、自らが長崎県出身でありながら「あれで戦争が終わったんだという頭の整理で、しょうがないなと思っている。それに対して米国を恨むつもりはない」と発言。安倍首相もこの発言について「米国の考え方について紹介したと承知している」と、問題視していませんでした。しかし野党は「防衛相としてふさわしくない。あるまじき発言だ」(民主党・菅代表代行)、「不用意な発言であり、罷免要求までいく話だ」(国民新党・亀井幹事長)と、猛反発。与党内にも参院選への影響を危惧する声が出始めました。

 その後の動きです。1日、久間防衛相は朝のテレビ番組で「別に訂正する必要はない。誤解を与えているとすれば丁寧に説明しなければいけない」と述べたものの、批判が拡大したことで正午過ぎに行なった長崎県島原市での記者会見で、前日の発言を事実上「撤回」。安倍首相は小沢民主党代表との党首討論会で「国民に誤解を与える発言は厳に慎まなければならない」と、ようやく適切でなかったとの認識を示しました。

 2日、安倍首相が「厳しく久間防衛相に注意」して事態収束を図ろうとしましたが、被爆者団体などが抗議集会を開いて「大臣辞任」を求める運動が起こったのをはじめ、長崎市議会では「原爆投下容認発言撤回を求める意見書」を全会一致で採択。3日に田上市長が上京して久間防衛相に直接抗議することにしました。「しょうがない」防衛大臣の辞任_f0081443_23231147.jpg

 きょうは連立与党の公明党からも辞任を求める声が強くなり、結局は「選挙優先」で大臣交代。政権のダメージ拡大を恐れて「かばい続けて」きたことも、安倍首相の決断力不足を露呈することになりました。(写真・辞任を伝える今夜のテレビ朝日「報道ステーション」) こうなるのであれば、問題発言があった時点で厳しく問いただし、罷免するぐらいのリーダーシップがあれば国民の信頼回復につながったでしょうが、今更悔やんでも「しょうがない」話です。安倍首相の「ひ弱さ」「軽さ」だけを印象付けた結末となっています。

 会期を延長して数の力で強引に法案を通してきた手法も、良い印象ではありません。久間発言の時期(6月30日と7月1日)に行なわれた共同通信社の世論調査(3日付・秋田魁新報)では、安倍内閣の支持率は32・0%で昨年9月の内閣発足以来、最低を更新。参議院の議席でも「与党が過半数を割ったほうがよい」が52・4%で、「過半数を維持したほうがよい」32・5%を大きく上回っています。まさに崖っぷちに立つ安倍首相、起死回生の秘策はあるのでしょうか。

# by shouichiro_sato | 2007-07-03 23:48 | 国政・時事 | Comments(0)

 

ありがとう、菅原賢太郎さん

 回復されるものと信じていたのに、羽後町田沢の菅原賢太郎さんは57歳の男盛りでありながら、帰らぬ人となってしまいました。

 私が高校を卒業して農業に従事した頃、最初に出会った先輩は羽後町農業近代化ゼミナールの皆さんです。3歳年上の菅原さんは兄貴分のような存在で、会合の度にお世話になり、お宅にも時々泊めていただく程の関係でした。既に和牛の繁殖経営に取り組んでおりましたが、誠実で優しく、怒った顔など一度も見せたことがありません。

 しかしながら昭和50年代、町内の畜産農家の皆さんの経営が危機的状況になり、事業から撤退する人が多くなってきた時に、菅原さんは肥育部門に事業転換。それからは幾多の困難を乗り越えて、今では秋田県内屈指の肥育牛生産農家として県指導農業士にも認定されています。県内の肉牛業界では、「羽後の菅原賢太郎」を知らない人はいないといっても過言ではないでしょう。経営が軌道に乗ってからは社会奉仕活動にも積極的で、「西馬音内ロータリークラブ」の会員としても頑張っておりました。

 また、菅原さんは出会った当初から私にとって応援団長のような存在で、町議会議員選挙に初めて立候補した時からきょうまで、「いい町をつくろう」と一緒に戦ってきた仲間であり、心の支えでもありました。「秋田、これでいい会?」にも設立当初から特別会員として参加しています。「うご牛(べご)まつり」実行委員長や「羽後町肥育牛組合」組合長なども歴任し、横浜の食肉市場へは何度も一緒に足を運んでいます。物静かでどっしりしたタイプ。お酒を愛し、歌を愛し、いつまでも付き合ってくれる同士であり・・・・・思い出は尽きません。

 昨年の7月に病気が見つかり入院。10月には退院して仕事に復帰したものの、今年3月始めに再入院し、そのまま6月30日午後10時前に逝去されました。奥さんの話では病気のことは菅原さん自身が一番良く知っており、再入院してからは家庭のことや今後の畜産経営のことについての指針を示していたとのこと。いかにも実直な菅原さんらしい生き方です。今朝、菅原さん宅で最後のお別れをしてきましたが、安らかなお顔でした。「二人で頑張ってきたから、本当にご苦労さんと言ってあげたい。父さんありがとう」という奥さんの言葉に、私も同じ想いでした。

 神葬祭は午後3時から湯沢グランドホテルで行なわれ、羽後町肥育牛組合の和泉嘉郎組合長(羽後町議)が弔辞を述べました。羽後町の畜産発展のために苦楽を共にしてきた農家の仲間の皆さんの沈痛な想いが伝わってきて、目頭が熱くなりました。

 どうかこの上は、天上から残されたご家族や仲間の皆さんを見守ってあげてください。心からご冥福をお祈り申し上げます。菅原賢太郎さん、誠にありがとうございました。 合掌。

# by shouichiro_sato | 2007-07-02 22:09 | 産業振興 | Comments(1)

 

男子・準優勝、女子は第3位

 宮城県栗原市で開かれていた東北社会人ホッケー選手権大会は、きょう決勝戦と順位決定戦が行なわれ、秋田クラブチームは男子が準優勝、女子は第3位と健闘しました。

 この大会は今年10月に大分県で行なわれる全日本社会人ホッケー選手権大会の北海道・東北予選会も兼ねており、国体に向けて選手強化を図っている秋田県チームにとっては、競技力を確認する絶好の機会。秋田クラブは昨日の予選で頑張っていたこともあり、私も早朝に出発して応援に駆けつけました。

 午前9時からは女子の3位決定戦。秋田クラブは地元の宮城クラブとの対戦です。前半は共に決め手を欠いて0-0。後半も一進一退の攻防が続きましたが、終了間際に秋田が押し込んで1-0で勝利し、第3位となりました。決勝戦は岩手クラブと1-1で引き分けながら、PK戦を制した山形県チームが優勝。秋田は昨日、岩手と対戦して2-1で敗れたものの、試合内容では押し気味だったようですから、上位の4チームは実力伯仲の感じでした。

 一方、男子の決勝戦は午後2時30分から。秋田クラブの相手は東北大会で負け知らずの強豪・岩手クラブです。岩手は開始早々から速攻が冴えて見事なシュートの連続。前半は5-0の一方的な試合展開となりました。「秋田どうしたの?」と、応援団も元気を失ってしまいましが、後半は秋田のボールが繋がるようになってきて2点を先取。その後に1点を許したもののすぐ取り返して3-1。終わってみれば6-3の敗戦で準優勝。もっと早くにエンジンが全開していれば「十分に勝機があった」ゲーム。いよいよ常勝・岩手を脅かす存在になってきました。

 全国大会の出場枠は男子が2チーム、女子は1チーム。男子の秋田クラブは出場権を獲得しましたが、会場は大分県。参加経費も多くかかりますから、県ホッケー協会としては派遣できるかどうか、これから検討しなければなりません。(「国体の頑張り次第だ」という影の声もあります)何はともあれ、着実に競技力が向上してきた秋田県チームです。
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 (写真・秋田国体成年の部のメンバーとなる秋田クラブの女子チーム・男子チームの皆さん。宮城県栗原市築館の多目的グランドにて)

# by shouichiro_sato | 2007-07-01 22:11 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)

 

「三大踊り夜会」

 心配された雨も上がり、午後6時30分から羽後町活性化センターで行なわれた「三大踊り夜会」は大盛会でした。全国の夏祭りが本格化する前に、一足早く熱のこもった踊りが見れる催しも4回目。今回は地元の「西馬音内盆踊り」と毎回ゲスト参加している富山県の「おわら風の盆」に加え、初めて来町した岩手県の「盛岡さんさ踊り」の皆さんがエネルギッシュな踊りを披露してくれました。

 過去3回は本町通りや総合体育館での無料公演でしたが、今回は主催している町観光物産協会への支援や開催経費への協力をいただくため、お一人様2000円の入場料をいただきました。会場が狭くてよく見えなかった上に、公演時間も短く物足りないお客さんもいたと思いますが、これを機会に各地の踊りに興味をもっていただき、実際の祭りを訪ねるなどの交流が進めば幸いです。ご来場の皆様には心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
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 ところで、本番前の午後4時30分から西馬音内本町「西馬音内盆踊り会館」に隣接する「かがり火広場」では、1000人を超えるお客さんの前で夜会に出演する3団体の発表が行なわれました。(こちらは無料・自由に観覧できます) まだ明るい時間であり本場の雰囲気には程遠いものだと思いますが、目の前で行なわれる踊りには何ともいわれぬ迫力がありました。(写真・太鼓のリズムで軽快に踊る「盛岡さんさ踊り」)

 「三大踊り夜会」には、1泊2日の日程で参加している県外からのお客さん80名もおり、終了後は五輪坂温泉・としとらんどに会場を移して、出演した3団体の皆さんとの交流パーテーが開かれています。この企画がまた大人気で、郷土の伝統を受け継ぐ皆さん同士はもちろんのこと、お客さんも交わってのお話は尽きることがありません。

 (ただし、私はブログの書き込みがあるために後ろ髪をひかれる想いで帰宅しました。実はきょうの午後、宮城県で行なわれている東北社会人ホッケー選手権大会で秋田県男子チームが決勝進出を決めたのです。明日は5時に起床して応援に行ってきます。)

# by shouichiro_sato | 2007-06-30 22:02 | 羽後町 | Comments(0)

 

県議会中継

 6月定例県議会はきょうが最終日。昨日の予算特別委員会と常任委員会では、焦点となっている森林環境税「秋田県水と緑の森づくり税」の関連条例案と県職員給与削減の条例案を継続審査に決めたことから、きょうの本会議が注目されました。

 議会傍聴できなかった私は、県議会のホームページから本会議のインターネット中継を見させてもらいました。午後1時の開会冒頭に、中田潤議員(みらい21)が一般質問での発言の一部を取り消す申し出をし、続いて「副知事の選任」が案件となりました。記名投票で白票(賛成)と青票(反対)を使って採決が行なわれます。画面からは緊張して登壇する議員の皆さんの表情も伝わってきました。結果は、西村・現副知事は41対2で同意。渡部・知事公室長には19対24で不同意。「継続審査とすべき」とした案件も、常任委員長の報告通りに決まりました。

 特に職員給与の削減案については、石田寛議員(社民)が原案否決の立場から反対。淡路定明議員(いぶき)が継続審査に賛成。山内梅良議員(共産)も原案反対の討論を行なうなど、真剣な議論の様子が伝わってきました。県議会に関心があっても議場まで出向いて傍聴することが困難な人には、インターネットで生中継(今のところは本会議のみ)されていることをもっとPRしたいものです。

 ところで、議会終了後に行なわれた寺田知事の記者会見(これも県のホームページで生中継しています)での発言には驚きました。副知事人事について「多数の横暴だ、いじめですよこれは。人事のことで手足縛って仕事をせよといっても・・・・・・私はベストだと思ってお願いした。正常じゃない採決のしかただと思う」と述べ、反対した24人の議員の姿勢を批判しました。自民党会派は2月議会で(財政難の状況で)2人の副知事は必要ないと主張していたことや、2人配置する場合の役割分担が明確でないという意見があったことを考えると、提案する前に議会との意見調整をしておくべきでした。議会前には政党との協議の場がありながら、提案権を強調して議会の声に耳を貸さない姿勢では、今後の県政運営も波乱含みでしょう。

 NHKの記者が「自民党が過半数を占めている中で、今後は議会に対してどう説明を尽くすのか」と質問すると、寺田知事の答えは「NHKの解説委員さんのように、(説明を)上手になるよう頑張ります」でした。新聞やテレビのニュースで伝えられるのはほんの一部であり、こうしてインターネットを開くと(表情も含めて)全てを知ることができ、いい勉強になりました。

# by shouichiro_sato | 2007-06-29 22:52 | 秋田県 | Comments(0)