人気ブログランキング | 話題のタグを見る

知事と市長、蜜月関係は?

 8日に行われた知事の定例記者会見で、寺田典城知事が秋田市中央街区の再開発に関連した佐竹史料館の移転改築計画に難色を示し、「史料館は千秋公園の中にあるべき。街づくりは刺激的なことを進めたい」と述べたことが波紋を呼んでいるという。今朝の新聞では佐竹敬久秋田市長や経済関係者が「具体的な腹案があるなら早急に示してほしい」と、戸惑っている様子を紹介しています。

 秋田駅前のヨーカドー継続を願って東京の本社へ直訴したり、商店街にある県有地を無料駐車場として開放したいなど、県都の再開発に意欲的な寺田知事ですが、どうしたことか地元関係者(例えば有料駐車場経営者)や事業主体の市当局とは十分な意思疎通が無いままに、思いつきだけが先走ってしまう、いつもの強引な手法がでてきた感じです。

 ことしの2月には、県と秋田市、秋田商工会議所、準備組合の4者が中央街区の活性化に向けて事務連絡会議を開いたものの、その後の目立った動きが無かったといいますから、一体何をやってきているのでしょうか。県都にふさわしいどんな街づくりをするのかは、一部のトップの恣意的な思いで進めるのではなく、市民や県民の合意形成が重要であることを肝に銘じて、速急に県と市が足並みをそろえて取り組むべき課題です。

 昨年の知事選挙以来、蜜月ぶりが目立つ寺田知事と佐竹市長ですが、市民生活に直結する豪雪対策の遅れや街づくりのビジョンについては、まだまだすれ違いが多いようで、この先が心配です。もっとも、「9年前には知事選挙で戦った者同士。所詮はライバル?なのかも」という声も聞こえてきますが・・・・・・。

# by shouichiro_sato | 2006-05-10 08:42 | 秋田県 | Comments(0)  

春爛漫、ワクワクしてきます

 魁新報の朝刊1面には、仙北市角館町・桧内川堤の満開の桜の航空写真が掲載されていました。天候にも恵まれた連休にふさわしい企画で、新聞を手にして「すごい!」と、しばし立ったまま見入ってしまいました。桜前線も内陸部から県北部へ移動し、秋田もようやく春爛漫。車を走らせながら見る山々も、新芽が吹き出し、山桜の鮮やかなピンク色と調和して、気持ちがいい季節です。・・・・・いいですね、やっぱり春は。

 同紙の企画にはもう一つ、地域面に県内の隠れた桜の名所を紹介する「2006サクラ日記」があります。実は、私もやがては県内一、いや日本一になるのではないかと期待しているところが先日掲載されていました。それは由利本荘市・芋川(いもかわ)堤防の桜です。記憶にある方もいるでしょうが、平成10年8月の梅雨前線豪雨による災害を受け、平成14年までに全長約10kmの河川改修工事が行われました。それをきっかけにして、市民の皆さんが桜の植樹に着手。旧本荘市川口地区から旧大内町北福田地区までの堤防沿い9.9kmに2001本の桜が植えられているのです。その桜が咲き出したとありました。まだ若木ですが、10年、20年もするとすばらしい桜の回廊になると思います。まさしく「ヘリコプターで上空から見てみたい」と言われるくらいの名所になるでしょう。

 昭和のブルーメッセをはじめ西目のハーブ園、大潟の菜の花ロード、若美のチューリップ、千畑のラベンダー、山内の芝桜、小坂のアカシアなど等、県内では素敵な場所が増えてきました。花を見て怒ったりする人がいないように、どんな花でも心を癒してくれるものです。農林業が基幹産業の秋田県ですから、景観も大切な財産です。四季を通して県内各地にもっともっと花が咲く、そうしたプロジェクトを進めたいと思います。荒廃する休耕田の増加や過剰作付けで苦悩するより、綺麗な花園に変えましょう。

# by shouichiro_sato | 2006-05-04 17:25 | 秋田県 | Comments(1)  

新会長に山村巌(秋田市)さん

 4月29日、秋田市の県青少年交流センター・ユースパルにおいて「秋田、これでいい会?」の臨時総会が開催され、三浦会長をはじめとする幹部役員の交代がありました。昨年2月の知事選挙への出馬表明以来、当会のリーダーシップをとってきた役員の皆さんが交代することは、私にとって大変つらいことでしたが、「もっともっと修行して逞しくなれ」「これを機会に自立せよ」という叱咤激励と捉えて、新体制を作っていただきました。

 新会長には今まで副会長であった秋田市の山村巌さん、筆頭副会長には地域の支援組織を代表して湯沢市の菅義雄さん、会計責任者兼事務局長には秋田市の原徹さんが選出されました。また、副会長には土田・大潟後援会長と佐藤・羽後後援会長が追加されましたが、今後、地域の組織の代表者には当会の役員になっていただくようお願いしたいと思います。さらに世話人兼事務局として、にかほ市の佐々木芳郎さんにも手伝っていただくことになりました。秋田県の農業後継者・担い手育成のエキスパートだけに、心強いパートナーです。任期は平成20年1月31日までの残任期間ですが、引き続きご協力いただける役員の皆さんと一致団結して、会員の皆様の負託に応えていきたいと思います。

 総会では、「まだまだ先は長い。焦らずに一歩一歩着実に頑張れ」「活動の目標を定めて積極的にアッピールしていくべきだ」などという意見もいただきました。会員も拡大していますし、気持ちを入れ替えて県内行脚を再開したいと考えています。

 ところで、桜の便りも県内各地から届き、天気も回復して農作業も忙しくなるなど、県内全土が躍動してきた感じのする季節になりました。皆さんも「素晴しい秋田」再発見のために外へ出てみませんか。

# by shouichiro_sato | 2006-05-01 12:51 | 政治活動 | Comments(1)  

医師不足の中で思うこと

 町立羽後病院(佐藤眞院長)に入院している父の開腹手術が昨日行われ、無事に終了しました。81歳の高齢であり、呼吸器疾患の持病を持つ父ですが、一夜明けて麻酔から覚めてみると心配された呼吸障害もひどくなく、私も一安心。今日の医療技術の進歩に感激してしまいました。

 手術の前には、病気の状態や対処法について父や家族に丁寧な説明があり、納得した上での手術でしたので、安心して見守ることができました。また、終了後もその結果について詳しく報告がありましたので、医師をはじめ医療スタッフの皆さんとの信頼関係が一層深まるものを感じました。ベット数168床の規模の病院ですが、人気の秘密はここにあったのかと気がついた次第です。

 ところで、県内では公立病院をはじめ、それぞれの医療機関で深刻な医師不足が叫ばれています。さらには累積赤字が20億円を超える市民病院もあり、県民の命と健康を守るには医師の確保と経営の安定化は緊急の課題です。そんな中にあって、羽後病院は佐藤院長、西副院長を中心に医師団のチームワークもよく、若手の先生方ものびのびと頑張っています。10年前に改築して現在の姿になりましたが、経営も黒字を続けており、一昨年には優良自治体病院として総務大臣表彰を受賞しました。

 小規模の病院であっても他に先駆けて最新鋭マルチスライスCTや1・5TMRIなどの医療機器を導入し、先生方が積極的に利活用できるようにしていることや、毎年、一般会計からの経営支援を行い、町民の医療機関としての位置づけが確立していること。即ち、医療スタッフが安心して職務に専念できる環境にあることが医師の定着率にも結びついていると思われます。医療の現場は専門的な分野で、素人の第三者が物申すには抵抗がありますが、環境の整備については開設者である首長・経営陣の姿勢も問われていると思います。

 先日、某市長が県庁に知事を訪ね、市立病院への医師の派遣に協力要請したところ、「それは大学の問題でしょ」と一蹴にされたとか。医師不足で困っている病院の状況について、県は形式的な対策協議会の開催に終始することなく、知事自らが先頭に立って、積極的に行動する必要があります。

 そんなことを考えながら父の傍にいた一日でした。

# by shouichiro_sato | 2006-04-28 13:52 | 羽後町 | Comments(1)  

斉藤氏、大差で能代市長に当選

 昨日行われた能代市長選挙は、斉藤滋宣氏が大差で圧勝しました。昨年から県内で行われた平成の大合併で誕生した新市・町の首長選挙では、全てのところで中心の市か有権者の多かった町の現職が当選していただけに、斉藤氏のご健闘に心から敬意を表し、お祝いしたいと思います。

 かつては東洋一といわれた木都・能代市にとって、低迷する経済の再建や閉塞感からの脱却は喫緊の課題であり、斉藤氏の県議・参議院議員として培った経験や実績に期待する声が大きかったことでしょう。地元出身でないことや有権者の少ない旧二ツ井町に居住することで、選挙ではさまざまな批判中傷もあったでしょうが、一日も早く市民との融和を図り、市民の力を結集して新能代市の建設に邁進してほしいと願っています。得票数から見るかぎり、地域感情の対立もない結果ですので、市民の皆さんの一致協力したまちづくりを期待しています。

 同日、三種町では旧八竜町長の佐藤亮一氏、八峰町では旧八森町長の加藤和夫氏がそれぞれ当選し、これで合併で誕生した全ての市町のリーダーが決まりました。県内ではこれで69人から25人に首長は減ってしまいましたが、皆さんにはそれぞれの自治体はもとより、県民のリーダーとして連携して郷土秋田の発展に力を発揮されるよう、お願いいたします。

 ただ、「これほどの票差になるとは思わなかった」と、それぞれの候補者が述べていましたが、「選挙ばかりは開けてみるまでわからない」もの。勝者と敗者の経験がある私も、事実、結果が出るまではいつもハラハラ・ドキドキの連続でした。そして当選した時には相手候補へ寄せられた得票に耳を傾けること。敗れた時には相手の方に私へ投票してくれた人の声を無駄にしてほしくないと思ったものでした。何はともあれ候補者の皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

# by shouichiro_sato | 2006-04-24 18:46 | 秋田県 | Comments(0)