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大玉スイカの出荷が始まる

 明け方から昼過ぎまで時折強い雨が降り、近くの川も泥水が流れています。テレビのニュースでも7月になってからの県内、特に湯沢雄勝地方の日照時間が平年の2割程度だと伝えていますから、このような天気が続くようだと、農作物への影響が心配です。

 冷夏の場合は農作物の生育は勿論、価格にも大きく響くことが有ります。特に、スイカの消費量は気温の変化に敏感です。生育は順調でも、いざ販売される時の消費地の気温や天候が悪ければ価格は暴落。寒いのは勿論ですが、35℃以上の暑過ぎる天気が続く場合も、お客さんは清涼飲料水にばかり手が伸びるとかで、おもわしくありません。スイカ栽培の盛んな羽後町や横手市雄物川町では、これから、消費地の天気予報が気になるところです。(参考までに、メロン類は糖度が高いため、スイカよりも暑さに弱く、30℃を超えると消費が減少すると言う人もいます。ですから、メロンは冷夏に強いとか?)

 そうした農家の不安と期待をのせて今日の午後、大玉スイカの出発式が行われました。こまち農協のスイカ集出荷所(羽後町)では、早速、試食会を開いて今年の出来ばえを確認した後(糖度は充分、良いものが出来ました)、テープカットをして初出荷のトラックを送り出しました。先月中旬からは小玉スイカが出荷されていますが、やはり大玉が出荷されてきて産地も活気付いてきます。これから来月のお盆頃まで、スイカの名産地は賑やかです。

 全農秋田・県南園芸センター(横手市十文字町)によると、このところの青果物の価格は平年より良い状況とのこと。当地でもこれから主品目であるキュウリやトマトの出荷も本格化するだけに、「安全と安心」を心がけ、今まで以上に栽培管理に気を使っている昨今ですから、生産者の皆さんの努力が報われる価格形成がされるよう願ってやみません。

  そしてもう一つ。消費者の皆さんにはそうした青果物の集出荷の現場も是非とも見ていただきたいと思います。上記2施設の他、県内唯一の光センサーによる全自動スイカ出荷所(羽後町・うご農協)も見事ですヨ。

# by shouichiro_sato | 2006-07-13 18:21 | 産業振興 | Comments(0)  

異業種交流会 槻(つきのき)

 「人を知るとビジネスチャンスがグングンひろがります」

 異業種交流会 槻(つきのき)は、平成9年に会員相互間の情報交換・親睦を図るとともに、会員相互が啓発しあい、お互いの企業を発展させることを目的に設立されました。名前の由来は、秋田市木ケヤキの古名より名づけ、月に一度は交流しあい、ビジネスのツキを高めようという意味とか。現在の会員数は約50社。今年の代表世話人は森川恒さん(バウハウス代表)です。

 その会員や家族が一堂に会する楽しいビアパーテイーが昨夜、秋田市大町のレストランPLATZで開かれ、私も森川さんの紹介があり、夫婦で参加させていただきました。久しぶりにおいしい秋田の地ビールを飲みながら、正しく様々な職業の方々とお話をすることができ、充実したひと時となりました。また、ゲストとして出演した元オフコースの大間ジローさんと桜田まことさん(青森県十和田市出身)の素晴らしい歌と演奏もあり、会場は大盛況。蔵を改造したビアホールの雰囲気もよく、しばしの間、秋田にいることを忘れてしまいそうな状況でした。

 「槻」は、全国70の異業種交流会と連動している全国規模の交流会。全国組織は約20年の歴史があり、3500以上の構成員がいるとのことです。秋田県だけにとどまらず、幅の広いアンテナで情報収集・発信することは、ビジネスチャンスを広げることにつながります。随時会員を募集しているそうですから、皆さんもいかがですか。

 詳しくは事務局   ㈱損保ジャパン秋田市店内  ☎018-862-8421
              URL http://www.tsukinoki.net/  までお問い合わせください

# by shouichiro_sato | 2006-07-12 14:11 | 産業振興 | Comments(0)  

「村岡敏英君を励ます会」開催

 9日(日)午前11時から、横手市のセントラルホテルで「村岡敏英君を励ます会」(発起人代表 横手市・針生敬三先生)が開かれました。横手・大仙・湯沢・仙北の各市に美郷町、東成瀬村、羽後町から1000人を越える参加者があり、これからの村岡さんの政治活動を支援しようと、熱気につつまれていました。

 村岡敏英さん(45歳)は昨年9月、突然の衆議院・郵政解散の総選挙に、秋田3区から無所属で立候補したものの、自民現職・御法川信英さんと民主公認・京野公子さんに及ばず落選。以来、捲土重来を期して地道に草の根運動を始めており、その初志貫徹の思いを支えるため、村岡さんの公私にわたる指導者であり、「ビートたけしのTVタックル」でおなじみの政治評論家、三宅久之氏が「政治家を叱る」というテーマで90分も講演されるなど、充実した内容でした。前日の8日にも由利本荘市で同会が開催され、やはり1000人以上の方々が参集したとのことですから、敏英さんへの期待が益々高まっている表れでしょう。

 村岡さんは挨拶の中で、「衆議院秋田3区で頑張りたい。選挙はいつあるかわからないが、田園からの革命をめざして一生懸命に努力します」と、力強く決意表明。政界の一部では来年の参議院議員選挙の候補者として名前が出てくるのではないかとの噂もあったようですが、本人はぶれることなく「衆議院」と言明しました。ただ、秋田3区は自民現職と民主の公認候補がいますから、三宅氏が言うとおり「今の選挙制度では、無所属では戦えない。政党に所属するべきだ」とすれば、政党との関係をどのようにするのか、今後の課題として注目されます。

 一方、日本歯科医師会会長から故橋本竜太郎氏に1億円献金された問題で、政治資金規正法違反に問われたものの、無罪判決となった敏英さんの父、村岡兼造元官房長官も在宅起訴されてから今日までの心境を語り、「まったく身に覚えのない濡れぎぬで、皆さんには本当にご心配をかけました。被告の立場にあった時に息子の選挙があり、何もできないでしまった。28回の裁判を経て完全無罪となったが、国家権力(検察)を相手に冤罪を晴らすことは大変なことだった」と、感慨深く述べておられました。無念さがにじみ出ているご挨拶で、目頭が熱くなる想いでした。

 針生先生の開会のご挨拶には「これからも厳しい道を歩くことになるかもしれない。しかし、彼には、困難に立ち向かう勇気、郷土を愛する心、新しい時代を創る力強い情熱と信念がある」とありました。敏英さんには父親を支えながら中央政界で学んだ識見と豊富な人脈を、是非とも秋田と日本の未来のために活かしてほしいと思います。ただし、政治家を目指す人は必ず選挙の洗礼を受けなければなりません。それ故に「念力岩を通す」と信じて、努力するしかありません。

# by shouichiro_sato | 2006-07-10 14:36 | 政治活動 | Comments(0)  

「泰山堂」、10周年を迎えました

 昨日の夕方、仙北市西木町の藤井けい子さんから電話がありました。今日は藤井さんが経営している農家レストラン・農家民宿「泰山堂」が10周年を迎えた記念日とのこと。電話の向こうの賑やかな様子を聞いて、早速、田代後継者会の阿部則夫会長と駆けつけました。

 わらび座(旧田沢湖町神代)にやってきた修学旅行生の農業体験を受け入れたのがキッカケといいますが、ご主人の直市さんの理解もあって、屋敷内に2階建て住宅の「泰山堂」を建設し、本格的に民宿を始めたのが10年前。勿論、秋田県の農家民宿第一号でした。今でこそグリーンツーリズムへの取り組みは県内各地にありますが、当時の県立農業短大・青木辰司先生の指導もあり、注目されてきました。私もオープン当初から何回かお世話になっています。囲炉裏のある居間や清潔なバス・トイレ。寝室も洋室(ベット)と和室があり、10人ぐらいは宿泊可能。料理もけい子母さんの手作りで申し分ありません。

 昨夜はそんな藤井さんご一家のフアンが、近くの集落会館に50名ほど集まっていました。大阪、長野、神奈川、東京などからきた仲間の皆さんで、まるで家族会のような雰囲気。皆さんはここに来て、命のセンタクをしているとか。「前には山々、左右は田圃、振り向けばまた山々。何にも無い所が一番いい。」という歌詞で記念の歌をプレゼントしてくれた大阪の元公務員ご夫婦もおりました。地元で藤井さんを応援している女性は、「朝、散歩しているお客さんに、何処からきたの? と声を掛けるのが当たり前の光景になった」と、地域にすっかりなじんでいる「泰山堂」の様子を誇らしく話してくれました。

 集会所での中締めは午前0時。それから、泰山堂の囲炉裏を囲んで話は続きました。私たちは未明にギブアップ。梅雨空の影響で雲が多く、天の川の星を見ることは出来ませんでしたが、多くの出会いがあった七夕の夜でした。感謝、感謝。

 何にもない田舎でノンビリしたい人、心のリフレッシュを望まれる方、お薦めです。
 
 「泰山堂」は 仙北市西木町小渕野字落合56  ℡ 0187-47-3103 

# by shouichiro_sato | 2006-07-08 19:08 | 産業振興 | Comments(0)  

まだ終わっていない「秋田空港ビル問題」

 建国800年を記念してモンゴルを訪問している寺田知事ら県代表団はウランバートルで3日、北京から現地入りした金田勝年外務副大臣とともに、エンフバヤル大統領とエンフボルト首相をそれぞれ表敬訪問しました。今回の訪問は、「秋田・モンゴル友好の旅(斎藤正寧団長・秋田モンゴル友好協会会長)」に同道しているもので、前日には同市郊外で開催された「草原祭」に参加して、両国の文化交流会を行なっています。羽後町から参加者した16名は「西馬音内盆踊り」を披露しました。

 秋田とウランバートルは、秋田空港からのJALチャーター機で約5時間。便利な世の中になったものです。正しく秋田空港は秋田の玄関口。各都市とを結ぶ路線の拡大や不足する駐車場の整備など、まだまだ課題はありますが県民の期待も大きく、その役割は一層、重要なものとなってきています。

 その中心にあるのが「秋田空港ターミナルビル㈱」。同社には前社長時代に発覚した不適切な交際費の私的乱用問題や人事をめぐる諸問題に「けじめ」をつけ、一日も早く県民の信頼を回復することが必要ですが、またまた不思議なことがおきています。

 同社が社員を刑事告訴しようとしてみたり、県議会に38年ぶりの地方自治法第100条による「調査特別委員会」が設置されたりと、県政の信頼を大きく揺るがした問題では、「寺田知事の責任は重大(特別委員会委員長報告)」とされましたが、知事は一貫して「引責」を否定。「会社正常化のめどがついた」として先月末、代表取締役会長を退きました。これで一区切りかと思いきや、今度は社長(品田・県出納長)提案で、新設される取締役相談役に就任とか。一体、どういうことでしょう。品田社長は「立体駐車場整備などもあり、県と一体となって取り組む必要がある」と述べていますが、なにも相談役のポストを設けなくとも、社長自身が現職の県幹部ですから常に情報交換は出来ますし、役割は果たせたはずです。

 寺田知事にとって、空港ビルから離れられない何かがあるのか、興味があります。このことからしても、もう一度「秋田空港ビル問題」の本質は何なのか、検証する必要がありそうです。

# by shouichiro_sato | 2006-07-04 22:42 | 秋田県 | Comments(0)