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頑張れ新入社員

 新しい年度が始まりました。
 土・日で4月が始まりましたから、実質的には今日から新年度。職場でも新しい仲間を迎えて明るい雰囲気になったことでしょう。新入社員には仕事や社会の厳しい現実に大変なこともあるでしょうが、まずは頑張っていただきたいと思います。

 それにしても、また信じられない事件が起こりました。ごく普通に見える男が、マンションの15階から小学生の子供を投げ出すとは。一体、こうした心理はどこからでてくるのでしょうか。いかなる動機があろうとも、決して許せない犯行です。「勝ち組」「負け組」などともてはやしているうちに、社会の底流に広がりつつある病巣なのか。自己中心で他人を思いやる気持ちなど微塵もない競争社会の弊害か。「やさしさ」「いたわり」などという、人間同士の生きていく基本を体得していないのでしょうか。残念でなりません。

 輝かしい日の同じ紙面にやりきれない事件が報道されていましたが、新入社員には今日の初心を忘れず、職場の中でも豊かな人間関係を築いていただきたいと思います。それには「信頼と尊敬」が大切です。一度入ってしまった溝を埋めるには多くのエネルギーが必要です。人生にはさまざまな出会いがありますから、一期一会を大切にして、お互いに努力しあっていきましょう。

 我が家でも長男が県外の学校を卒業して家に帰ってきました。今日から町内の運送会社にお世話になっています。ホットしながら、「頑張れ!」と応援しております。 

# by shouichiro_sato | 2006-04-03 14:30 | 社会・話題 | Comments(0)  

私の3月31日

 羽後町田代では数日前からの風雪が31日も続いています。3月の陽気に誘われて、我が家の近くの町道にある防風雪柵は撤去されていましたので、吹溜りができて車が立ち往生するなど、運転には注意が必要な状態。明日から4月というのにどうしたことでしょう。秋田の桜開花予想も延期されるのでは?と心配です。春の農作業も本格化していますので、農作物の管理には充分に気をつけてください。

 さて、1年前の3月31日は知事選挙の告示日。気温は低かったものの天候には恵まれて、秋田市川尻町大川反の事務所前で、閉塞感漂う秋田県を変えるために「県民が主人公の県政をつくろう」「日本一の子育て支援を実行しよう」と第一声をあげました。選挙の経験は町議会に初挑戦した27歳の時から数えて8回もありますが、全県を回るのはもちろん初めてのこと。運動期間も参議院議員選挙と同じで、最も長い17日間。はたして最後まで大丈夫かと心配されたスタートだったと記憶しています。

 そしてこの日は、立候補届が受理されると同時に、9年10ヶ月務めた羽後町長を失職した日でもあります。年度末の31日は、本来であれば退職する職員に辞令を交付し、その労をねぎらうために一献交わすのが慣例になっていましたので、その記念日に町長がいなくなることに、永年にわたってお世話になった方々には申し訳けない気持ちでいっぱいでした。

 早いものでそれから1年経ちました。多くのカメラやマイクの前で、自分の思いを訴えた初心を忘れることなく、今日も過ごしてきました。今夜は自宅でゆっくりさせていただきます。 

# by shouichiro_sato | 2006-03-31 18:25 | 今日の出来事 | Comments(1)  

生まれ変わる飯沢小学校

 暖かい日が続いていたと思ったら一気に風雪模様。羽後町田代の自宅では今朝ほど4~5センチの積雪があり、外にある車も白くなっていました。やはり、まだまだ油断できません。

 さて、うれしいニュースです。魁新聞朝刊の地域面に、羽後町の旧飯沢小学校校舎を「体験型宿泊施設」に改修することが紹介されていました。百年以上の歴史がありながらも、児童数の減少でやむおえず隣の元西小学校と統合したのが昨年春。村や地域にとっては住民の活動拠点であり、さらには心のよりどころだっただけに、苦渋の決断をしていただきました。その時の約束が、学校施設はまだ新しい(平成元年建設)ので、何とかして地域に役立つ方策を考えることでした。

 町ではこうした計画を引き継ぎ、校舎を都市と農村を結ぶ交流施設として活用することとし、さまざまな農業・農山村体験ができる場所に整備する予算が先の3月定例議会で可決されました。もちろん、豊富な山の幸(山菜や鳥獣肉など)も食べることが出来ます。近くには国の重要文化財で県内で最も古い民家「鈴木家」もあり、そこに住む飯沢の皆さんは人をもてなすのが大好きな方ばかり。私も良くお世話になりましたし、まさに自然豊かな桃源郷ですから、オープンすれば新しい町のシンボルとなること間違いなし。楽しみです。

 西馬音内盆踊りや国体関連の行事など、町を訪れる人達は年々増えていますが、悩みの種は宿泊施設が少ないことでした。巨大なリゾートホテルや温泉地の真似はできませんが、まごころと素朴な田舎料理に癒されたい人もいるはずです。子供たちの歓声につつまれていた学校から、また元気な笑い声が聞こえてくることを期待しています。 

# by shouichiro_sato | 2006-03-29 13:18 | 羽後町 | Comments(1)  

今日から、秋田県は25市町村に

 今日から「八峰町」がスタートし、いよいよ秋田県は25市町村(13市、9町、3村)になりました。一昨年までは69市町村でしたから、平成の大合併で秋田県の自治体数も大激減。東北一の削減率と報道されています。

 自治体をとりまく財政事情や道路網の整備による日常生活圏の拡大など、地域の状況も大きく変わってきましたので、自治体再編は常に検討課題ではありますが、新しい自治体にはそれぞれの夢やまちづくり計画に向かって大いに頑張っていただきたいと思います。

 ところで、合併から1年以上が過ぎたところを見ると、いくつかの課題も顕著になってきています。規模は大きくなったものの予想以上に財政が厳しく、アメ玉といわれた合併特例債(借金)を活用できる状況にないこと。住民感情を和らげるために分庁舎方式を取り入れてスタートしたものの、あまりの不便さに1年で約束を反故にし再編するところもでてきました。首長や議員も人口の多い中心部出身者が多いこと(最初はどうしてもそうなります)。やはり、どんなにきれいごとを並べたとしても、自治体のリストラであり、地方(この場合は中心地以外のことを含んで)の切捨てになってしまうのでしょうか。

 首長や議員が少なくなっていることも心配です。確かに有能な方々は今まで以上の活躍をされるでしょうが、どうもパワーがなくなっているようです。市長は多忙でいつも代理ばかりのところもありますし、あまりに面積が広すぎて、選挙のとき以外は顔が見えないとも聞こえてきます。そうだとすれば、どんな方法でこれらの声に応えていくのか。合併ができたから安堵することなく、これからが正念場だと肝に銘じましょう。 

# by shouichiro_sato | 2006-03-27 16:16 | 秋田県 | Comments(0)  

佐々木芳郎さんも退職です

 3月末は人事異動の時期ですが、私が青春時代に最もお世話になった県庁の農業改良普及員、佐々木芳郎さんが定年退職となりました。昭和41年、湯沢農業改良普及所から始まった農業青年との付き合いは、県庁の農政部普及教育課の青少年係を担当されてから全県に広がり、農業近代化ゼミナールや青年農業者会議の活動を通して多くの仲間が育てられました。

 その一人で、ゼミの県連会長を務めた大潟村の相馬喜久男さんらの呼びかけで24日夜、佐々木さんに感謝する会が秋田市で開かれました。20代前半のことですので、集まった人たちも顔と名前が一致するまで時間のかかった人もいましたが、ゼミバス研修や民泊大会などの思い出話に花が咲き、深夜まで語り合いました。そうした出来事から30年もなるんだと思うと、感慨深いものがあります。今は亡き鈴木元彦さんをはじめ、多くの先生方との出会いがありました。恩師といえば学生時代だけを思い浮かべますが、私たちにとっては普及員の先生方は青春時代の恩師そのもの。感謝しております。

 道路改良や施設建設、福祉政策などと違って社会教育や技術指導などの分野はなかなかその成果を形で表すことが難しい一面もありますが、普及員の先生方にお世話になった多くの人たちが今の秋田の原動力となって県内で頑張っている現実は、当時の担い手育成の成果でありましょう。時代の変化とともに普及事業も様変わりしてきているようですが、今の青年諸君にも青年時代だからできるさまざまな出会いや体験をさせたいものです。

# by shouichiro_sato | 2006-03-25 11:22 | 今日の出来事 | Comments(0)