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「三大踊り夜会」

 心配された雨も上がり、午後6時30分から羽後町活性化センターで行なわれた「三大踊り夜会」は大盛会でした。全国の夏祭りが本格化する前に、一足早く熱のこもった踊りが見れる催しも4回目。今回は地元の「西馬音内盆踊り」と毎回ゲスト参加している富山県の「おわら風の盆」に加え、初めて来町した岩手県の「盛岡さんさ踊り」の皆さんがエネルギッシュな踊りを披露してくれました。

 過去3回は本町通りや総合体育館での無料公演でしたが、今回は主催している町観光物産協会への支援や開催経費への協力をいただくため、お一人様2000円の入場料をいただきました。会場が狭くてよく見えなかった上に、公演時間も短く物足りないお客さんもいたと思いますが、これを機会に各地の踊りに興味をもっていただき、実際の祭りを訪ねるなどの交流が進めば幸いです。ご来場の皆様には心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
 「三大踊り夜会」_f0081443_21155294.jpg
 ところで、本番前の午後4時30分から西馬音内本町「西馬音内盆踊り会館」に隣接する「かがり火広場」では、1000人を超えるお客さんの前で夜会に出演する3団体の発表が行なわれました。(こちらは無料・自由に観覧できます) まだ明るい時間であり本場の雰囲気には程遠いものだと思いますが、目の前で行なわれる踊りには何ともいわれぬ迫力がありました。(写真・太鼓のリズムで軽快に踊る「盛岡さんさ踊り」)

 「三大踊り夜会」には、1泊2日の日程で参加している県外からのお客さん80名もおり、終了後は五輪坂温泉・としとらんどに会場を移して、出演した3団体の皆さんとの交流パーテーが開かれています。この企画がまた大人気で、郷土の伝統を受け継ぐ皆さん同士はもちろんのこと、お客さんも交わってのお話は尽きることがありません。

 (ただし、私はブログの書き込みがあるために後ろ髪をひかれる想いで帰宅しました。実はきょうの午後、宮城県で行なわれている東北社会人ホッケー選手権大会で秋田県男子チームが決勝進出を決めたのです。明日は5時に起床して応援に行ってきます。)

# by shouichiro_sato | 2007-06-30 22:02 | 羽後町 | Comments(0)  

県議会中継

 6月定例県議会はきょうが最終日。昨日の予算特別委員会と常任委員会では、焦点となっている森林環境税「秋田県水と緑の森づくり税」の関連条例案と県職員給与削減の条例案を継続審査に決めたことから、きょうの本会議が注目されました。

 議会傍聴できなかった私は、県議会のホームページから本会議のインターネット中継を見させてもらいました。午後1時の開会冒頭に、中田潤議員(みらい21)が一般質問での発言の一部を取り消す申し出をし、続いて「副知事の選任」が案件となりました。記名投票で白票(賛成)と青票(反対)を使って採決が行なわれます。画面からは緊張して登壇する議員の皆さんの表情も伝わってきました。結果は、西村・現副知事は41対2で同意。渡部・知事公室長には19対24で不同意。「継続審査とすべき」とした案件も、常任委員長の報告通りに決まりました。

 特に職員給与の削減案については、石田寛議員(社民)が原案否決の立場から反対。淡路定明議員(いぶき)が継続審査に賛成。山内梅良議員(共産)も原案反対の討論を行なうなど、真剣な議論の様子が伝わってきました。県議会に関心があっても議場まで出向いて傍聴することが困難な人には、インターネットで生中継(今のところは本会議のみ)されていることをもっとPRしたいものです。

 ところで、議会終了後に行なわれた寺田知事の記者会見(これも県のホームページで生中継しています)での発言には驚きました。副知事人事について「多数の横暴だ、いじめですよこれは。人事のことで手足縛って仕事をせよといっても・・・・・・私はベストだと思ってお願いした。正常じゃない採決のしかただと思う」と述べ、反対した24人の議員の姿勢を批判しました。自民党会派は2月議会で(財政難の状況で)2人の副知事は必要ないと主張していたことや、2人配置する場合の役割分担が明確でないという意見があったことを考えると、提案する前に議会との意見調整をしておくべきでした。議会前には政党との協議の場がありながら、提案権を強調して議会の声に耳を貸さない姿勢では、今後の県政運営も波乱含みでしょう。

 NHKの記者が「自民党が過半数を占めている中で、今後は議会に対してどう説明を尽くすのか」と質問すると、寺田知事の答えは「NHKの解説委員さんのように、(説明を)上手になるよう頑張ります」でした。新聞やテレビのニュースで伝えられるのはほんの一部であり、こうしてインターネットを開くと(表情も含めて)全てを知ることができ、いい勉強になりました。

# by shouichiro_sato | 2007-06-29 22:52 | 秋田県 | Comments(0)  

バス路線の廃止

 少子化や過疎化が進む地域から、利用者の減少を理由にした「バス路線廃止」のニュースが目立ってきました。道路運送法の改正によって、事業者が路線を廃止する時は6ヶ月前までに国土交通省に届ければよいことになったこと(事前届出制)や、生活バス路線の赤字補填に補助金を支出してきた自治体の財政事情が厳しいことから、県内でも急激に進んできています。

 羽後町にも羽後交通㈱から3月28日付で路線の一部廃止の申出があり、町は6月定例町議会で町内の交通手段を検討する機関(羽後町地域公共交通会議)の設置に必要な予算を可決しています。バス路線の廃止_f0081443_22355238.jpg対象は湯沢営業所から羽後町方面に向かう全路線で、特に新成・明治、田代(私の住む上到米も含まれます)の両地域内は完全廃止の方針であり、今夜から住民への説明会が始まりました。(写真・田代農村総合センター)

 乗車状況調査によれば利用者が少ないことは一目瞭然であり、今までも(日中などに)誰も乗っていないバスが走っていることについて、「補助金を出してまで必要なのか」という声もありました。しかし、地域には高齢者や車を運転できない人も多くいる訳で、「病院」に通う人などにとっては欠かすことの出来ない交通手段でもあります。出席者の意見交換では、「廃止は止むを得ないかもしれないが、代わりの手段について考えてもらいたい」「この機会に、新しい地域の交通システムをつくろう」など、地域の将来を心配する声が多く出されました。

 人口の将来予測では日本一の減少率となる秋田県にあって、地域の過疎化はさらに進むでしょう。しかしながら、これからもその地域に住み続ける人々がいる以上、安心して暮らせる社会システムは絶対に必要です。費用対効果や採算性を重視する民間事業者に代わって、新たな公共サービスが可能かどうか。他人任せではなく、そこに住む人たちが一緒に知恵を絞っていく必要を感じた説明会でした。 

# by shouichiro_sato | 2007-06-28 23:16 | 羽後町 | Comments(0)  

屋根の上に「スギッチ」?

 秋田市仁井田から空港道路を通って雄和方面に向かっていたら、雄和市民センター(旧町役場)の手前1キロメートル位の所で、屋根の上で花を植えている皆さんに目が留まりました。以前からこの建物の屋根には芝生が張られていて、環境に優しい斬新なアイデアだと感心していましたが、きょうはいつもと違う作業のようで、車を止めてしまいました。

 ここは秋田市雄和平沢の伊藤工業株式会社(代表取締役・伊藤満さん)の事務所。作業している人に聞くと、屋根の上には秋田わか杉国体のマスコットである「スギッチ」の花壇を作っている最中でした。
屋根の上に「スギッチ」?_f0081443_18294341.jpg

 作業を始めたばかりで全体像はわかりませんが、お話しによると屋根の右半分ほどにマリーゴールドなどを植えて、巨大なスギッチの花壇が完成する予定とか。使用される苗ポットは1000個以上で、4人の作業員の方がバケツで土を運び上げながら、丁寧に植えていました。(写真)
 
 秋田わか杉国体まであと3ヶ月。スギッチマークの入った幟やステッカーなどが目立ってきていますし、県内各地から「花いっぱい運動」のニュースも聞こえてきますが、このように民間サイドで取り組んでもらえることは嬉しいですね。日本一に輝いた人気のキャラクター「スギッチ」ですから、大いに活用して盛り上げていきましょう。

 ところで、9月29日に秋田市雄和の「県営陸上競技場」で行なわれる総合開会式の一般入場券(無料)はただ今、申し込みを受付中です。県や市町村の窓口にある所定の用紙かインターネットで申し込むことが出来ますが、締め切りは今月29日必着。郵送の場合は明日中に投函しなければ間に合いません。是非とも開会式の感動を現場で体験したいものですね。皆さんも申し込んでみませんか。(ただし、既に定員を大きく超えており、抽選となりますのでご了承ください)

# by shouichiro_sato | 2007-06-27 19:22 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)  

イチゴ

イチゴ_f0081443_2341519.jpg 今夜遅く家に帰ったら、玄関先に摘んだばかりのイチゴがありました。この時期のイチゴはケーキなどの業務用で、日本国内では秋田県湯沢市秋の宮や羽後町田代・仙道地区がシェアを独占している品目です。

 我家でも私が12年前に町の仕事に就くまでは、30アールもの転作田でイチゴを栽培しておりました。その後は隣家の従兄弟に全ての水田の農作業を委託していますが、イチゴの親株だけは今でも畑に残し、大切にしてきました。ですから、このところの好天で毎日が収穫期。妻が朝夕に摘み取ってはお土産にしています。(写真・Mサイズの高級品です)
 
 例年ですと6月中旬から収穫が始まり7月10日過ぎまで続くのですが、今年は雨が降らずに粒も小さくなっており、出荷量も少ないとのこと。しかしながらその分、値段は高値で推移しており、生産者の皆さんも(早朝の)4時頃から出荷作業に頑張っています。

 この時期の湯沢・雄勝地方は日本一の品質を誇る桜桃(サクランボ)や特産のイチゴなど、地域の自然条件を生かした品目が農家経済を潤しています。ここまで来るには先人の弛まぬ努力があった訳ですが、折角築いた蓄積を無駄にしないよう、何とかこれからの農業振興に結び付けていきたいものです。

 真っ赤に熟した我家のイチゴは、とろける様な味わいです。栽培等に興味のある方はご連絡ください。

# by shouichiro_sato | 2007-06-26 23:52 | 産業振興 | Comments(0)