「村岡敏英君を励ます会」開催
2006年 07月 10日
村岡敏英さん(45歳)は昨年9月、突然の衆議院・郵政解散の総選挙に、秋田3区から無所属で立候補したものの、自民現職・御法川信英さんと民主公認・京野公子さんに及ばず落選。以来、捲土重来を期して地道に草の根運動を始めており、その初志貫徹の思いを支えるため、村岡さんの公私にわたる指導者であり、「ビートたけしのTVタックル」でおなじみの政治評論家、三宅久之氏が「政治家を叱る」というテーマで90分も講演されるなど、充実した内容でした。前日の8日にも由利本荘市で同会が開催され、やはり1000人以上の方々が参集したとのことですから、敏英さんへの期待が益々高まっている表れでしょう。
村岡さんは挨拶の中で、「衆議院秋田3区で頑張りたい。選挙はいつあるかわからないが、田園からの革命をめざして一生懸命に努力します」と、力強く決意表明。政界の一部では来年の参議院議員選挙の候補者として名前が出てくるのではないかとの噂もあったようですが、本人はぶれることなく「衆議院」と言明しました。ただ、秋田3区は自民現職と民主の公認候補がいますから、三宅氏が言うとおり「今の選挙制度では、無所属では戦えない。政党に所属するべきだ」とすれば、政党との関係をどのようにするのか、今後の課題として注目されます。
一方、日本歯科医師会会長から故橋本竜太郎氏に1億円献金された問題で、政治資金規正法違反に問われたものの、無罪判決となった敏英さんの父、村岡兼造元官房長官も在宅起訴されてから今日までの心境を語り、「まったく身に覚えのない濡れぎぬで、皆さんには本当にご心配をかけました。被告の立場にあった時に息子の選挙があり、何もできないでしまった。28回の裁判を経て完全無罪となったが、国家権力(検察)を相手に冤罪を晴らすことは大変なことだった」と、感慨深く述べておられました。無念さがにじみ出ているご挨拶で、目頭が熱くなる想いでした。
針生先生の開会のご挨拶には「これからも厳しい道を歩くことになるかもしれない。しかし、彼には、困難に立ち向かう勇気、郷土を愛する心、新しい時代を創る力強い情熱と信念がある」とありました。敏英さんには父親を支えながら中央政界で学んだ識見と豊富な人脈を、是非とも秋田と日本の未来のために活かしてほしいと思います。ただし、政治家を目指す人は必ず選挙の洗礼を受けなければなりません。それ故に「念力岩を通す」と信じて、努力するしかありません。
# by shouichiro_sato | 2006-07-10 14:36 | 政治活動 | Comments(0)