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話題の多い「西馬音内盆踊り」

 6日の日曜日、羽後町西馬音内の中心部で、国指定重要無形民俗文化財「西馬音内盆踊り」の藍染や端縫い衣装を一斉に陰干しする、「藍と端縫いまつり」が開かれました。

 西馬音内盆踊りまちなみ推進協議会(佐藤良友会長)が、優雅な衣装の文化や歴史に触れてもらおうと、平成12年から開催しているもので、今年は約100軒の民家や商店が参加。玄関先や座敷、店先、蔵の中にはそれぞれ特色のある浴衣や端縫いが飾られ、各家々に自由に出入りできるとあって、多くの観光客で賑わいました。

 中でも、商家の建築様式で歴史のある「黒澤家」「柴田家」「佐藤家」「利家」などには、江戸時代から伝わる藍染浴衣や生絹の端縫いが展示され、訪れた人達からは驚きの声が上がるほど。また、ポスターや写真集のモデルにもなっている踊り手がいる「阿部家」「矢崎家」「和賀家」などでは、大きな写真も展示されており、「この衣装で踊っていたんだ。綺麗だネ~」と、見とれる人たちがいっぱいでした。

 嬉しいことに、西馬音内盆踊りは年々観光客も増えています。特に最近は、踊りの衣装に関心のある専門家の訪問が多くなっています。この日も仙台、東京からの団体バスツアーがあった他、前日からの泊り客で町内の旅館は満室。酒田市の外国人グループや京都から日帰りの強行日程で来たご婦人もいて、ビックリしてしまいました。店先には、地元の女性の皆さんによる記念グッツもたくさん完成しており、土産品を探すもの楽しみになってきました。

 そうした人気にあやかってか、仙台市民の有志が実行委員会を組織し、市内の公園で今月12日から2日間、「西馬音内盆踊り」と銘打ったイベントを開催する計画があると聞いて、地元の関係者はビックリ仰天。地域の伝統行事が流出しかねないと心配しました。しかし、平成15年3月、西馬音内盆踊り実行委員会の事務局長が、「勝手に西馬音内盆踊りの名称を使われないように」と、商標登録をしてありましたので、この計画は白紙撤回になり、昨日、仙台の関係者が来町して平謝り。事なきを得ています。

# by shouichiro_sato | 2006-08-08 16:03 | 羽後町 | Comments(0)  

長野県知事選挙、田中康夫氏敗れる

 任期満了による長野県知事選挙は6日に投票が行われ、即日開票の結果、現職で3選を目指した田中康夫氏(50)が元自民党衆議院議員の村井仁氏(69)に敗れ、何かと話題の多かった田中県政は、2期6年で幕を閉じることになりました。

 田中さんは初当選以来、「脱ダム宣言」を旗印に公共事業の見直しを大胆に実践し、全国で唯一、県の借金(県債残高)を5年連続減らすなどしたものの、県政改革は行き詰まり、県議会や市町村長との対立は解消されず、後援会の有力支援者が離反し、頼みとした無党派層の支持も激減した、と報じられています。投票率も65.98%と、前回を7.80%下回りました。

 私も町長在任中、長野県の町村を会場にして開かれた「小さくても輝く自治体フオーラム」で、三度ほど田中さんと話したことがあります。トレードマークのヤッシー・マスコット(カモシカ)を胸につけ、豊富な語彙を駆使した独特の話し方は、今までに経験したことのないタイプの方でした。ただ、同行している県職員への対応などを見ていると、「個性が強すぎて、強引な人だなあ」との印象がありました。

 ここ10年ぐらいの選挙・政治状況を見ると、個性的な改革派が目立ちます。「自民党をぶっ壊す」として登場した小泉総理がその筆頭でしょう。改革の名の下に、知名度や話題性のある候補者が人気を集めてきました。がしかし、その後を冷静に振り返ると、三位一体改革は地方を苦しめ、国民生活でも「勝ち組、負け組」の格差が拡大してきたり、小泉さん個人の思想信条を強調するあまり、近隣諸国との関係が悪化してくるなど、わが国の蓄積してきた「よいところ」が、崩壊しつつあるような気がして心配です。ただ、「次の自民党総裁選には出馬しない」としているために、国民の関心は次期総理の政治姿勢や政策に移ってきています。当然です。

 秋田県も同じです。食糧費問題で引責辞任した知事の後継に、当時の県総務部次長だった候補者を擁立したことが県民の批判を浴びて、現在の寺田知事が誕生し、再選、3選と県民の支持を得て「改革」を進めてきましたが、県勢は低迷しています。政策では県立国際教養大学の開設や秋田市南ヶ丘ニュータウン構想などで、県議会との対立もあります。そうした一方で、当初の公約では建設コストを縮減して1兆円未満に抑えるとした県債残高は増えるばかり。既に1兆2千億円を超えています。

 寺田さんも昨年の選挙では「今期限り」と言明しました。政治の世界は時間を区切ってしまうと、優勝が決まったプロ野球の消化試合みたいで興味がなくなります。しかし、あと2年半ありますから、「全力疾走・全力プレー(昨日開幕した全国高等学校野球選手権大会の選手宣誓の一節を引用しました)」で、県民の熱い期待に応えていただきたいと思います。

# by shouichiro_sato | 2006-08-07 12:48 | 国政・時事 | Comments(0)  

秋田の誇り「竿燈まつり」

 3日から6日まで開催されている「秋田竿燈まつり」。昨日は堪能させていただきました。

 まず昼の部。通町で行われている「竿燈妙技会」は、予選の初日とはいうものの、熱気ムンムン。個人・団体演技とも実に素晴らしく、竿燈をあげるには卓越した技術が必要であることを示していました。時折吹く強い風にも負けず、上手にバランスをとりながら竿を継ぎ足し、何と6本にもなるグループも。その上、両手に番傘と扇子ですから見事というより言葉がありません。演技中の勇ましい竿燈ばやしは笛1人と太鼓2人。凛々しい姿の秋田美人が囃したて、逞しい秋田の男衆が妙技を披露する度に、拍手喝采の連続でした。

 決勝戦は6日、楽しみです。地域の行事があって私は秋田に来ることはできませんが、皆さんには是非ともお勧めします。

 そして夜の部。交通規制のため歩道で待っていたお客さんも6時40分頃には観覧席につき、民謡の手踊りがあっていよいよ祭りの始まりです。竿燈が入場し、佐竹秋田市長の歓迎の挨拶では、最後に英語でのスピーチもあり、会場からは歓声が上がりました。私は全体の様子も見えるように、交差点近くの歩道の最前線でしっかり鑑賞しました。さすがに、提灯に蝋燭の火が燈ると雰囲気も一変し、大小多数の竿燈が揺れる様子は見事でした。子供たちから若者・大人たちまで、揃いの半纏のいでたちは誇らしく感じられ、見ている私たち以上に楽しそうで、羨ましいかぎりです。

 ところが、いよいよクライマックスの頃に知人から電話。言われるままに山王の町内に移動しました。待つこと30分。そうしたらお囃子が聞こえてきたのです。戻り竿燈と言うのでしょうか、町内での演技が始まりました。「新川向町」の提灯です。あっという間に町内の皆さんの人だかりができて、家族や知人たちの妙技に大歓声。竿燈大通りとは違う祭りの楽しさに触れることができ、感謝、感謝です。

 梅雨が明けて、ようやく暑い夏になりなした。天気も当分良さそうですので、「竿燈まつり」はもとより、今日から始まる湯沢市の「絵どうろうまつり」など、関係者の表情も明るいことでしょう。なによりです。今夜の私は羽後町五輪坂にある特別養護老人ホーム「松喬苑」の盆踊りです。施設利用者の皆さんに楽しんでもらおうと、25年以上前の開設当初から、西馬音内盆踊り保存会の皆さんが本番さながらに行っています。そして明日は「藍と端縫いまつり」、西馬音内の街が一日だけの美術館に変身します。どうぞご来遊下さい。

# by shouichiro_sato | 2006-08-05 11:41 | 秋田県 | Comments(0)  

一日中、草刈に汗を流しました

 私の家業は農業です。しかし、11年前に町長の仕事についてからというもの、主要な農作業を隣家の従兄に委託しています。水稲育苗用のハウスも2棟ありますが、今年はその一つ(60坪のハウス)で、従兄が夏採りイチゴの試験栽培を行っています。

 真夏のこの時期に「イチゴ?」と思われるかもしれません。しかしながら、東京の有名なケーキ屋さんの店頭には年間を通して必要なイチゴのショートケーキ。日本で収穫できなければ、外国から輸入されるほど貴重なものです。夏でも冷涼な気候で、昼夜の温度差が大きい我が家の地域は、6月から7月のイチゴの端境期に収穫できることから、湯沢市秋の宮などと共に県内の産地になっていますが、真夏の8月に収穫することは今まで例がありませんでした。それが今、春に定植したイチゴは実が赤く色づき始めて、ハウスの中もあま~い香りが漂っています。

 ところが、試験栽培中ということもあり、このところ指導機関の視察や栽培者仲間の見学が多くなって、我が家の畑も多くの人の目に晒されることとなってしまいました。本来、自家用の畑は70歳を超えても元気な母親の担当でしたが、この春に入院したこともあり、従来の半分ほどの面積しか作付けされていません。あとは草が伸び放題。その傍にハウスがありますから、さあ大変です。

 そこで今日は一日中、畑や家の周りの環境整備(草刈や除草)に努めました。愛用している青いツナギ服(年中この格好です)で作業しましたが、梅雨が明けたとあって当地も30度以上の暑さとなり、全身汗びっしょり。久しぶりに気持ちのいい汗をかきました。(勿論、作業終了後は一番風呂と缶ビール)農業後継者の「面目躍如」です。

 地域ではこのあと、6日の早朝に集落内の道路環境整備(路肩の草刈)を地域の皆んなで行い、それから墓地の草刈。いよいよお盆を迎える準備が始まります。

# by shouichiro_sato | 2006-08-03 23:03 | 今日の出来事 | Comments(0)  

「しっかりしてください」

 失礼ながら、「一体、何をやっているんだ」と思ってしまいました。

 厚生労働省の「がん診療連携拠点病院」に、秋田県が推薦した13病院すべてが指定を見送られたことは、先月29日の新聞で知っていましたが、昨日の記者会見で寺田知事は「見通しが甘かった」として、10月まで再推薦する意向を示したことについてです。厚生労働省は平成13年度から、医療サービスの地域間格差を是正するため、各都道府県に1ヶ所のがん拠点病院と、全国を370程度に分けた二次医療圏ごとに1ヶ所の地域がん拠点病院の整備を目指しています。今年2月には、がんの専門医の人数や相談支援センターの設置などの、指定要件を明確にした新たな指針をつくっており、28日に開かれた厚生労働省の検討会では、「秋田県が十分な調整や検討を行ったか疑問」との声があったことも報道されていました。

 指定漏れの理由には、二次医療圏で複数の施設が推薦されたり、指定要件を満たしていない施設があったりと、推薦以前の候補選定に問題があったようです。県内唯一の特定機能病院である秋田大学付属病院も指定から漏れていますから、「一体、県当局は何をやっているの?」と言いたくなってしまいます。かつては脳卒中などの成人病克服のために、脳疾患の研究と手術・治療で全国に名をはせていた本県の医療ですが、今日、最も注目されているがん医療の体制についてこのような状況では、これからが心配です。

 県立病院の少ない秋田県では、このところ、厚生連の病院改築に県負担を増額し、積極的に施設整備を進めていますが、一方ではそうした病院でも医師不足が慢性化してくるなど、医療の充実とかけ離れた現実があります。「ハコ物造っても魂入らず」では困ります。「それぞれの大学や病院の問題だ」としないで、知事を始めとして県庁の健康福祉部の皆さんには、県民の命と健康を守っていく使命感に燃えて、頑張っていただきたいと思います。

 尚、がん拠点病院はこれまで空白県だった山梨、長野、京都、広島、鹿児島の5府県で解消され、残る所は兵庫県と秋田県のみ。東北の各県は昨年度までにすべて指定されていました。

# by shouichiro_sato | 2006-08-01 21:57 | 秋田県 | Comments(0)