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「秋田と西馬音内」、充実した一日でした

 朝の天気予報は県中央と北部で大雨洪水警報発令中。それが全県に拡大したことで心配しました。30分単位にインターネットで羽後町西馬音内の天気と雨雲の予想を確認しては、「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせて家を出ましたが、途中の由利本荘市は土砂降り。

 18日は午後6時半から、秋田市大町の第一会館本館で「秋銀おのば経友会」が開かれ、1時間ほど講演をする機会に恵まれました。同会は、秋田銀行御野場支店のお得意様の集まりで、会長は石川商事㈱社長の石川善春さん。派米農業研修生の大先輩であり、「秋田、これでいい会?」の特別会員であるご縁で、呼んでいただきました。

 テーマは「元気な秋田を創造しよう」。 今までの自分の体験や実践活動、知事選挙に出馬したきっかけ、これから目指すことなどについて話をしました。出席された皆さんは全員が企業の経営者か幹部役員、地域のリーダーであり、初対面の方ばかり。私も緊張してしまいました。その分、自分自身にもいい勉強になりました。貴重な時間、ご清聴有難うございました。

 終了後はビアパーテー。多くの皆さんとご挨拶することができ、石川会長には感謝、感謝。その上、「今日は金曜日。川反で2次会も用意してあるからゆっくりして。」と、ご配慮いただきましたが、18日は「西馬音内盆踊り」の最終日。何としてでも、折角来ていただいた(私の)お客さんにご挨拶することと、踊りの最後の時間に現場にいないと気がすまない性分ゆえ、後ろ髪を引かれる想いで、9時に途中退席させてもらいました。

 それから、霧の高速道路を走って(息子の運転です。ご安心を)1時間20分ほど。雨の心配もなくなった西馬音内の街は、熱気ムンムン。盆踊りも最高潮の時間を迎えています。昨年から会場が広くなったこともあり、異様なパニック状態からは解放され、この時間になれば、踊る人も見る人も落ち着いてきて、喧騒感はなし。賑やかなお囃子と踊り子の草履の音だけが会場に広がります。こうした雰囲気になってくると、ようやく私もホッとします。後は、「必ず最後まで見ていてください」とお願いしたお客さんが、クライマックスの演出にどんな反応を示すのかを確かめて、今年も終わりです。

 観光客の多くの皆さんは、帰りのバスの都合で早めに会場を後にしますが、昨日は、元国連事務次長・明石康さんご夫妻、ドイツ駐日大使ご夫妻、外務副大臣・金田勝年参議院議員をはじめ、多くのVIPの皆さんに最後の出来事?を堪能し、喜んでいただきました。

 実行委員会の皆さんはそれから後片付け。終わって、盆踊り会館のホールに車座になり、恒例の「打ち上げ会」が始まります。乾杯は午前0時30分過ぎ。3日間、事故もなく無事終了し、関係者が安堵感と充実感に浸る一瞬です。誰もが「雨が降らずに良かったなあ」と言う通り、天に、人に恵まれた「西馬音内盆踊り」でした。

 期間中の人出は初日4万人、2日目4万5千人、そして最終日が5万5千人で、合計14万人。気持ちよく缶ビールをご馳走になり、帰宅は今日未明。 皆さんご苦労さまでした。

# by shouichiro_sato | 2006-08-19 18:34 | 今日の出来事 | Comments(0)  

地域の行事、無事故で楽しく

 昨夜は羽後町五輪坂の花火大会。特別養護老人ホーム「松喬苑」の入所者の皆さんに楽しんでもらおうと、施設に関係していた企業の方々の善意で開催されていた花火大会を、「五輪坂温泉・としとらんど」のオープンを記念して規模拡大し、西馬音内盆踊りの前日、8月15日に実施してから10回目。今年も、帰省中の家族連れなど多くの人達で賑わいました。

 日中は我が家でも気温が34度にもなり、暑い一日でした。しかし、日が暮れると五輪坂の丘に吹く風はさわやかで気持ちよく(長袖持参で正解でした)、煙もほどよく流れて、絶好の花火日和。丘の上や足田堤の堤防から打ちあがる綺麗な花火の連続で、私も嬉しくなりました。実は、協賛企業へのお願いや会場準備・管理、事故防止など、実行委員会の大半の職務を役場の若手職員が担当しています。お盆休みを返上して頑張っているスタッフに感謝しながら、町の行事として定着した「五輪坂の花火」の特徴を活かし、今後も続けてほしいと願っています。

 帰宅したのが午後9時。車から降りて空を見ると、それは素晴らしい満天の星空。天の川もはっきり見えて、思わず「すごい」と声を出したほど。そして、「大曲も天気に恵まれてほしいなあ」と祈ってしまいました。そうです、来週の土曜日、26日は「大曲の全国花火競技大会」。第80回の記念大会で、例年以上の内容と人出が期待されています。今日から始まる「西馬音内盆踊り」もそうですが、一年かけて準備してきた人達にとっては心配な天候。自然の成り行き任せなことはわかっていても、週間予報から3時間予報、インターネットで見る雨雲の動きなど、目が離せません。

 そして行事中の事故防止。当然のことながら、主催者には「あらゆる事態を想定して万全の態勢をとる」ことが、求められています。人気が出れば出るほど、責任も重くなっています。ですから、参加しているお客さんにも、自分勝手な行動を慎むことや、ルールを守って楽しむことなどの協力が必要です。県内各地の夏の行事はまだまだ続きます。誇りある地域の行事が継続して発展するよう、私たちもマナーを守って楽しみましょう。

 羽後町役場は今日から3日間、無事故を祈りつつ、厳戒態勢が続きます。 

# by shouichiro_sato | 2006-08-16 12:20 | 羽後町 | Comments(0)  

「秋田地域力向上戦略会議」に期待する

 先週の8日、官民一体となった横断的な取り組みで、秋田の総合的な活性化をめざそうと、「秋田地域力向上戦略会議」が発足しました。県内の観光、旅行、運輸、建設、貿易、金融、食品、情報、農業など37の経済・業界団体代表。これに大学、行政7団体がオブザーバーとして参加する、秋田では今までに例のない画期的な会議です。呼びかけたのは秋田商工会議所で、会長には渡邉靖彦・同会頭、副会長には新開卓・秋田銀行頭取と佐藤暢男・秋田魁新報社社長が就任しました。

 県民所得をはじめ人口減少、地価の下落率などの経済・社会指標が全国下位に甘んじていることから、「このままでは秋田がますます遅れをとってしまう、という危機感をもつべきだ」(渡邉会長)として、個々の団体が実施している各種施策の調整を行い、集中的かつ効率的な投資や事業展開につなげていくといいます。閉塞感が漂う秋田県に、民間の力で風穴を開けることが出来るよう、大いに期待したいと思います。

 ただ、会議では「魅せる秋田づくり」「元気な企業づくり」「躍動するまちづくり」を戦略に掲げ、具体的には◇観光客誘致◇歴史・文化の普及◇企業の県外進出促進◇インターネットを活用した市場開拓◇中心市街地の活性化ーをテーマとした5つのプロジェクトを順次立ち上げることを確認していますが、県や市が取り組んでいる総合発展計画とも似ているようで、どうやって民間の特色を出していくのか、注目されます。県内を代表する錚錚たる顔ぶれの会議ですので、事務局を担当する同商工会議所の内部組織にとどまることなく、形式的ではない、利害関係を超えた実践組織になるように、努力してもらいたいものです。

 お盆休みを利用し、私の周りにも多くの若者たちが帰省しています。少子化で若者の数は極端に少なくなっていますが、一方ではまだまだ就職難。故郷に残りたくても、残れないのが現実です。それ故に、秋田の「地域力向上」は喫緊の課題です。未来ある若者たちに生甲斐をもてる職場を提供することは、経済界で活躍している先輩たちの責任でもありますから。 

# by shouichiro_sato | 2006-08-14 17:35 | 産業振興 | Comments(0)  

木造校舎の「旧田代小学校」が解体されています

 「残暑お見舞い申し上げます」 
 
 暑い日が続いていますが、暦の上では立秋も過ぎ、いよいよお盆ですから、これからは朝夕、涼しくなることでしょう。

 帰宅後、夕食まで時間があったので、気になっていた「旧田代小学校」の解体現場に行ってみました。少子化の影響で羽後町田代地区の田代、軽井沢、上到米の3小学校が統合し、新しい「田代小学校」が旧軽井沢小学校の校舎を使って開校したのが一昨年春。上到米の校舎は高齢者福祉の施設に改造されることになりましたが、田代の校舎は木造であったことと、すぐ近くに高瀬中学校の施設があることから、この夏、解体されることに決まっていました。

 先月から始まった解体工事は、基礎コンクリートや廃材を片付けるまで進んでいました。校舎の隣に住む阿部則夫さんによると、「大きな機械で壊されるときには、校舎から悲鳴が聞こえてきて、涙が出てきた」とのこと。私も、町長として学校統合を推進してきたものの、今は瓦礫の山となった場所に立って、何とも複雑な気持ちでした。

 それでも、校舎は解体しますが、校庭や周辺には手をかけないことにしています。学校建設当時の事情により、土地の所有権が明確になっていないため(現在、町と名義人とで協議中)、跡地利用の計画がありません。そのために、校舎の周りにある桜の木などは、今のところそのまま残すことになりました。実はこの桜、写真集「秋田の桜」(発行・無明舎、文・永井登志樹、写真・小阪満夫)の表紙に紹介されたほどの素晴らしい桜です。特に今年は、校舎の解体を惜しんでか、かつて無いほど花をつけ、それは見事なものでした。5月の連休に還暦を迎えた卒業生有志が集まって、満開の桜の校庭で行った同級会の模様は、NHKテレビでも放送されています。

 今日あたりからお盆の帰省ラッシュが始まり、田代にも多くの人が帰ってくることでしょう。故郷を離れて暮らす人達が、帰省した時に家族を連れて訪ねた自慢の木造校舎。今年はその学び舎が消え、申し訳ない気持ちもあります。しかし、今度は別の形で「元気な故郷」を創造し、喜んでいただきたいと、決意を新たにしたところです。 

# by shouichiro_sato | 2006-08-11 22:39 | 羽後町 | Comments(0)  

故浅野梅若さんの葬儀に参列

 民謡界の大御所で、民謡大国「秋田」を築いた日本民謡梅若流連合会宗家、故浅野梅若さん(勲五等雙光旭日章)の同連合会と浅野家の合同葬儀が、今日、午前11時から秋田キャッスルホテルで行われました。

 梅若さん(本名・浅野保二)は明治44年、由利郡大正寺村神ヶ村(現秋田市雄和)に生まれ、18歳頃から本格的に三味線を習い、29歳で浅野梅若を名のり、以来、旺盛な研究心とひたむきな情熱で、今日の秋田民謡の基礎を築いてきました。内弟子志願者も多く、NHKのど自慢全国大会や各民謡大会で優秀な成績を修めた人達が50人以上。その功績で、日本民謡協会最高栄誉である名人位、秋田市文化章、秋田県文化功労者などの表彰を受けています。今月4日未明、95歳と半年の生涯を閉じました。

 葬儀には県内外の民謡関係者を始め、故人に縁のある人たち400人余りが参列しました。私も、我が家(羽後町上到米)の前にある唐松神社の祭典奉納余興に、浅野梅若さん一行が度々招かれ、その際の控え所や楽屋に家の座敷が使われていたご縁で、今まで公私にわたってお世話になってきましたので、是非ともお礼を申し上げたく、出席しました。

 読経、ご焼香に続いて、ABS秋田放送取締役相談役・小山幹朗氏、秋田県民謡協会理事長・佐々木實氏、元衆議院議員・川俣健二郎氏ら6人が故人の功績や人柄を称える弔辞を奉げました。そして、孫の浅野江里子さんが遺影の前で、梅若さんが民謡と三味線に興味を持つきっかけとなり、自らも全国大会で優勝した「本荘追分」を献唄。梅若梅清さんら一門の伴奏で会場に響く素晴らしい梅若流本荘追分に、私も目頭が熱くなり、涙を禁じえませんでした。

 そして、この春(ご家族に囲まれてお酒を楽しまれた時らしい)梅若さん自身が歌った、「飴売り節」の替え歌と「大正寺音頭」が紹介されると、95歳とは思えないユーモアあふれる歌詞と張りのある声が響き、会場にはほのぼのとした空気が満ち溢れました。生前の最後の録音とのこと。正に、「芸人には定年がありません」の言葉を口癖にしてきた、梅若さんらしい葬儀でした。

 NHK秋田(テレビ)とABS秋田放送(ラジオ)ではお盆の13日、追悼番組を放送します。私も、今年のお盆は先祖の御霊とともに、秋田が生んだ「三味線一代、師匠、民謡のお父さん」を偲びたいと思います。有難うございました。合掌。

# by shouichiro_sato | 2006-08-09 18:45 | 今日の出来事 | Comments(0)