カテゴリ:産業振興( 339 )

 

野鼠被害

 昨冬の豪雪による農業被害が、秋田県内では5億9907万円に上がることが分かりました。内訳ではパイプハウスやブドウ棚の倒壊など、栽培施設に関するものが3億1784万円。枝折れなどによる果樹被害1億3671万円、野ネズミによる果樹の樹皮の食害が1億3664万円等となっています。

 野鼠の被害は今まで調査されていませんでしたが、若木の軟らかい樹皮を食い荒らす被害が目立つとか。例年、農家の皆さんは降雪前に若木の根元をビニールで巻くなどの対策をしていますが、昨年は雪の降り始めが早くてそのまま根雪に。駆除剤の散布ができなかったためか、雪が残っている春先には上部の樹皮も食べられていました。

 野鼠被害が大きかったのは横手市や湯沢市などの内陸南部で、この地域は毎年のように何らかの被害が発生しています。農家の皆さんの生産意欲が落ち込まないよう、植栽への支援や技術指導を強化しなければなりません。

by shouichiro_sato | 2018-05-12 23:03 | 産業振興 | Comments(0)  

災害復旧

 昨年7月の豪雨で大きな被害が出た由利本荘市や大仙市の現場を回ってみましたが、河川や農地の復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。
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  (写真・楢岡川の堤防が崩壊して水田に大量の土砂が流入した現場は、被災当時のままでした。5日、大仙市の国道105号「新金屋橋」付近で)

 交通の確保のために緊急的に復旧されたところを除けば、県や市町の管理する河川の復旧工事はようやく始まったばかり。被災箇所が多かったことや復旧事業の範囲と規模が大きく、準備作業も遅れていましたが、今月以降は次々に工事が発注される見込みです。

 一方、大規模な洪水が発生した雄物川中流域では大規模な築堤工事が計画され、19日(土)には大仙市協和峰吉川地内で「雄物川河川激甚災害対策特別緊急事業」の着工式が行われます。

by shouichiro_sato | 2018-05-11 20:57 | 産業振興 | Comments(0)  

JA秋田おばこ

 コメの直接販売で62億円もの巨額な赤字を抱えるJA秋田おばこ(本所・大仙市、原喜孝組合長)の臨時総代会が9日開かれ、農家負担や人件費削減などを盛り込んだ経営改善計画骨子案を可決しました。

 第三者委員会の調査では、赤字はコメ販売の収支管理が不十分なまま仮渡金単価を過大に設定したことに加え、仮払い分を農家に還付請求するといった清算手続きが適正に行われなことが原因と指摘。背景には内部統制の不備や理事会の機能不全があるとされています。

 さらに累積赤字の内、精算済みとなっている2011年、12年産米の計26億9500万円については、当時の理事が適切なチェックを怠ったとして、賠償責任があると認定しています。

 総代会では「農家負担よりも役員の賠償が先だ」との意見が相次ぎ、役員に損害賠償を求める緊急動議が出され、大多数の賛成で可決されています。

by shouichiro_sato | 2018-05-10 22:59 | 産業振興 | Comments(0)  

魚沼産コシヒカリ

 昨年生産されたコメの味や香りを審査する日本穀物検定協会の「食味ランキング」で、28年連続で最上位の「特A」の評価を得ていた新潟県魚沼産の「コシヒカリ」が、初めて1ランク下の「A」の評価になりました。

 特Aの銘柄は北海道の「ゆめぴりか」「ななつぼし」、青森県の「晴天の霹靂」、宮城県や福島県、大分県の「ひとめぼれ」、宮城県や山形県、島根県の「つや姫」など、34産地の43銘柄。秋田県からは県南の「あきたこまち」が入っています。

 さらに、新品種が参加した「参考品種」では、今年から本格的な販売を開始する「だて正夢」(宮城県)、「雪若丸」(山形県)、「いちほまれ」(福井県)が特Aを獲得しました。良食味米の産地間競争はますます激しくなっていますネ。

by shouichiro_sato | 2018-02-28 21:34 | 産業振興 | Comments(0)  

業界研究会

 来春に大学を卒業する学生に対する企業の説明会が3月1日に解禁されるのを前に、一足早く学生に県内企業の魅力をPRする初めての「業界研究会」が、きょう秋田市のホテルで開かれました。77の企業や団体が参加し、約200人の学生が訪れています。

 しかし、会場ではIT企業や金融業などのブースには学生が集まったものの、人手不足が続いている建設業や医療・福祉などの分野には訪問者が少なかったとか。

 最近は企業の採用意欲が高く、学生が優位の「売り手市場」となっているものの、賃金や待遇を理由に県外への流出が続いており、県内企業の採用活動は厳しくなっています。

by shouichiro_sato | 2018-02-27 22:40 | 産業振興 | Comments(0)  

マムポートセンター

 愛知県の知多半島から渥美半島に移動し、田原市にあるJA愛知みなみ「マムポートセンター(菊自動選花梱包施設)」を視察しました。

 田原市で農協の輪菊部会に所属している生産者は823名(平成28年)で、栽培面積は127.9ha。施設面積では約86.6万坪です。市場販売金額は27年で155億円。出荷地域は北海道から沖縄県まで全国の68社の市場で、販売額は農協単位で日本一です。
 
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   (写真・生産者が搬入した菊を、選別・水揚げ・箱詰めをしているマムポートセンター)

 同センターを利用しているのは田原市内全域を区域とし、収穫後に直接出荷する生産者で組織した輪菊部会「チームマックス」の208名。現在は18台の花ロボ(自動選花機)が稼働しており、1時間当たりの選花量は約36000本(1台約2000本)。農家は圃場からキクを持ち込むだけで機械処理により自動化したシステムで選別され、選花データがフィードバックされています。

by shouichiro_sato | 2018-02-06 22:44 | 産業振興 | Comments(0)  

JAあいち知多

 農業の国内事情調査で、愛知県の「JAあいち知多」(本部・常滑市、代表理事組合長・前田隆さん)を訪問し、知多半島の農業の状況について視察しています。

 同JA管内の総農家数は7093戸で、、正組合員1万6441人、准組合員5万8845人。販売総取扱高は約98億円で、内容は畜産(38億円)、野菜(23億円)、花卉・花木(13億円)、「果実(9億円)、穀類(8億円)。

 農業・農家を支える取り組みとして「米の全量買取販売への転換」「機械化による生産拡大」「買取販売で地産地消を拡大」「新規就農者を支援」「規模拡大農家に農機具助成金」「農業講座で担い手育成」などを行っていました。

by shouichiro_sato | 2018-02-05 22:04 | 産業振興 | Comments(0)  

直接販売

 コメの直接販売事業を行っていたJA秋田おばこ(本所・大仙市)は、巨額の累積赤字と未収金が発生していることを受けて、今後は「直接販売を止める」方針を明らかにしました。

 同JAは2004年以降、JA全農あきたを通さずにコメを売る直接販売を拡大。しかし、販売収入が費用を下回った状態が続き、累積赤字が約56億円余に上っています。さらに宮城県のコメ卸会社との間にも、12億円を超える未収金が生じていることが分かりました。

 コメの取扱い量が日本一のJAが、農家の所得(手取り分)を少しでも多くしようとして取り組んだはずの直接販売だったと思いますが、毎年度の精算が確実に行われていなかったり、販売に関する資料や書類が整っていない等、ずさんな管理だったことが分かりました。この際は原因を究明し、再建策をしっかり立てなければ、信用を失うばかりです。

by shouichiro_sato | 2018-02-01 22:22 | 産業振興 | Comments(0)  

境港

 環日本海諸国を結ぶ国際定期フェリーが就航し、平成23年度に日本海側拠点港に選定され、モノとヒトが行きかう「北東アジアゲートウェーイ」としてその地位を固めつつあります。

by shouichiro_sato | 2018-01-24 23:47 | 産業振興 | Comments(0)  

観光産業

 観光産業の振興策を調査するために、山陰地方に来ています。人口は鳥取県が57万人、島根県は70万人という地域ですが、きょう到着した米子鬼太郎空港には韓国便が週5便、香港便が週3便運航しているなど、冬の厳しいこの時季でもにぎやかでした。

by shouichiro_sato | 2018-01-23 22:43 | 産業振興 | Comments(0)