カテゴリ:産業振興( 345 )

 

不満の要因

 きょう開かれた湯沢雄勝北都会の講演会。講師は石川県和倉温泉にある有名旅館、「加賀屋」の小田輿之彦社長です。

 「プロが選ぶ日本のホテル・温泉100選」で総合一位を獲得し、日本一のおもてなしとして人気が高い加賀屋でも、お客様が不満に思うことがあるとか。クレーム管理を徹底する中でその三大要因を探ると、顧客の立場で考えない「段取り優先」、コミュニケーション不足による「一言多い少ない」、自己研鑽の努力が足りない「感性、認識の違い」があり、臭いものにふたをしない体質づくりで是正と再発防止に努めているとのこと。

 加賀屋のサービス哲学はサービスコンセプトの確立。サービスの定義は「サービスとはプロとして訓練された社員がお給料を頂いて、お客様の為に正確にお役に立って、お客様から感激と満足感を引き出すこと」。サービスの本質は「正確性」と「ホスピタリティ」だと結んでいます。

by shouichiro_sato | 2018-09-21 22:15 | 産業振興 | Comments(0)  

先端技術の活用

 北海道・東北六県議会議員研究交流大会が山形市で開かれ、参加しています。

 注目されたのは鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所・冨田勝氏の講演。「地方から創るニッポンの未来」と題して冨田氏は、同研究所の成り立ちや同大学発のバイオベンチャー企業の取り組みを紹介し、「優等生は東京に任せればいい。地方は一人ひとりが違うことにチャレンジしてほしい」「地方こそ(研究開発の)最高の環境にある」「実行するイノベーターになれ」として、そのためには失敗しても拍手する文化が必要だと述べています。

 冨田氏がアドバイザーとして出席した「産業振興」がテーマの分科会では、各道県が主要な施策を報告。人口減少社会に対応した地域産業の活性化や次世代の産業創出に向けて、「イノベーションの推進と産業人材不足の克服」(青森県)、「デジタルイノベーションの推進について」(秋田県)、「国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想」(福島県)など、イノベーション(技術のみならず、人・組織・社会などの幅広い変革・革新)を重要なポイントにしていました。
f0081443_23393481.jpg
 (写真・冨田氏への質問が多く出された産業振興の分科会。山形グランドホテル)

by shouichiro_sato | 2018-08-31 23:54 | 産業振興 | Comments(0)  

トンネル貫通

 東成瀬村で進められている成瀬ダム建設に関連する「成瀬ダム国道付替2号トンネル工事」の貫通式が、24日に現地で行われました。

 椿川地内に設けられる同トンネルは延長1800m、平成28年4月に着工して今年11月28日までの期限で工事が進んでいます。豪雪地域にありながら冬季も休みなく、昼夜を通して掘削作業が行われており、見事な工事の施工に感激です。工事請負者は鹿島建設株式会社で、同社はダムの本体工事も受注しています。
f0081443_20123699.jpg
  (写真・貫通発破が行われると、一気に明るい光が差し込みました)

by shouichiro_sato | 2018-07-25 20:14 | 産業振興 | Comments(0)  

サクランボ

 初夏の味覚「サクランボ」の収穫が各地で始まりました。

 サクランボといえば山形県が有名ですが、本県でも横手市十文字地区や湯沢市三関地区で栽培されており、特に三関産のサクランボは品質が日本一と言われています。きょうから主力品種である「佐藤錦」の首都圏向け出荷が本格的に始まり、同所にあるJAこまちゆざわフルーツセンターでは出発式が行われました。

 三関地区などでは昨年、5月に降雹被害があって生産量が落ち込みまし。しかし、今年は開花と受粉時に好天に恵まれ、その後の天候も良かったことから、糖度も十分で大きな実がついています。生産者の皆さんは早朝から収穫作業に追われており、来月中旬まで続きます。皆さんも是非、ご賞味ください。

by shouichiro_sato | 2018-06-22 22:37 | 産業振興 | Comments(0)  

人手不足

 秋田労働局が発表した4月の県内有効求人倍率は1.60倍となり、1963年の統計開始以来、過去最高を更新し、17年10ヵ月ぶりに全国平均を上回りました。

 職種別で見ると、建設関係技術者(求人倍率5.27倍)や接客・給仕(同5.22倍)、保安・警備(同4.72倍)が高い一方、事務(同0.37倍)や機械組立(同0.42倍)、運搬・清掃・労務(同0.62倍)などが低く、格差が生じています。

 地域別でみると鹿角や能代地域が1.58倍と高く、低いのは湯沢地域が0.94倍、男鹿地域が1.06倍で低くなっています。医療機器などの製造業が好調な地域と、(地元以外からの)派遣会社に頼っている企業が多いのが要因だとの見方もあります。地域の人口減少が背景にあるのでしょうか・・・。

by shouichiro_sato | 2018-05-30 21:30 | 産業振興 | Comments(0)  

建設業協会総会

 この時季は各種団体などの総会シーズンです。先日は雄勝建設業協会(会長・高嶋伸夫さん)、今日は湯沢市建設業協会(会長・高久臣平さん)の総会懇親会に出席してきました。

 当地域にとって建設業はインフラ整備はもとより冬期の除排雪など、なくてはならない重要な産業。ただ、民間投資が少なく、公共事業も減少していることから、「仕事の確保」を強く要望されました。仙北や平鹿地域では農地の基盤整備事業や昨年の豪雨による災害復旧事業でやり切れない仕事量になっているものの、「当地の企業には出番が少ない」とも聞きました。

 一方、成瀬ダムや東北中央自動車道、山葵沢地熱発電所などの大型プロジェクトが本格的に動き出し、地元の業界が関連事業に携わることも見込まれており、技術力の向上も必要です。そうした中で最大の課題は慢性的な人手不足。特に若手の技術者が少ないことが顕著になっており、各社が人材の確保に悩んでいます。

by shouichiro_sato | 2018-05-28 21:07 | 産業振興 | Comments(0)  

野鼠被害

 昨冬の豪雪による農業被害が、秋田県内では5億9907万円に上がることが分かりました。内訳ではパイプハウスやブドウ棚の倒壊など、栽培施設に関するものが3億1784万円。枝折れなどによる果樹被害1億3671万円、野ネズミによる果樹の樹皮の食害が1億3664万円等となっています。

 野鼠の被害は今まで調査されていませんでしたが、若木の軟らかい樹皮を食い荒らす被害が目立つとか。例年、農家の皆さんは降雪前に若木の根元をビニールで巻くなどの対策をしていますが、昨年は雪の降り始めが早くてそのまま根雪に。駆除剤の散布ができなかったためか、雪が残っている春先には上部の樹皮も食べられていました。

 野鼠被害が大きかったのは横手市や湯沢市などの内陸南部で、この地域は毎年のように何らかの被害が発生しています。農家の皆さんの生産意欲が落ち込まないよう、植栽への支援や技術指導を強化しなければなりません。

by shouichiro_sato | 2018-05-12 23:03 | 産業振興 | Comments(0)  

災害復旧

 昨年7月の豪雨で大きな被害が出た由利本荘市や大仙市の現場を回ってみましたが、河川や農地の復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。
f0081443_14243585.jpg
  (写真・楢岡川の堤防が崩壊して水田に大量の土砂が流入した現場は、被災当時のままでした。5日、大仙市の国道105号「新金屋橋」付近で)

 交通の確保のために緊急的に復旧されたところを除けば、県や市町の管理する河川の復旧工事はようやく始まったばかり。被災箇所が多かったことや復旧事業の範囲と規模が大きく、準備作業も遅れていましたが、今月以降は次々に工事が発注される見込みです。

 一方、大規模な洪水が発生した雄物川中流域では大規模な築堤工事が計画され、19日(土)には大仙市協和峰吉川地内で「雄物川河川激甚災害対策特別緊急事業」の着工式が行われます。

by shouichiro_sato | 2018-05-11 20:57 | 産業振興 | Comments(0)  

JA秋田おばこ

 コメの直接販売で62億円もの巨額な赤字を抱えるJA秋田おばこ(本所・大仙市、原喜孝組合長)の臨時総代会が9日開かれ、農家負担や人件費削減などを盛り込んだ経営改善計画骨子案を可決しました。

 第三者委員会の調査では、赤字はコメ販売の収支管理が不十分なまま仮渡金単価を過大に設定したことに加え、仮払い分を農家に還付請求するといった清算手続きが適正に行われなことが原因と指摘。背景には内部統制の不備や理事会の機能不全があるとされています。

 さらに累積赤字の内、精算済みとなっている2011年、12年産米の計26億9500万円については、当時の理事が適切なチェックを怠ったとして、賠償責任があると認定しています。

 総代会では「農家負担よりも役員の賠償が先だ」との意見が相次ぎ、役員に損害賠償を求める緊急動議が出され、大多数の賛成で可決されています。

by shouichiro_sato | 2018-05-10 22:59 | 産業振興 | Comments(0)  

魚沼産コシヒカリ

 昨年生産されたコメの味や香りを審査する日本穀物検定協会の「食味ランキング」で、28年連続で最上位の「特A」の評価を得ていた新潟県魚沼産の「コシヒカリ」が、初めて1ランク下の「A」の評価になりました。

 特Aの銘柄は北海道の「ゆめぴりか」「ななつぼし」、青森県の「晴天の霹靂」、宮城県や福島県、大分県の「ひとめぼれ」、宮城県や山形県、島根県の「つや姫」など、34産地の43銘柄。秋田県からは県南の「あきたこまち」が入っています。

 さらに、新品種が参加した「参考品種」では、今年から本格的な販売を開始する「だて正夢」(宮城県)、「雪若丸」(山形県)、「いちほまれ」(福井県)が特Aを獲得しました。良食味米の産地間競争はますます激しくなっていますネ。

by shouichiro_sato | 2018-02-28 21:34 | 産業振興 | Comments(0)