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カテゴリ:秋田県議会( 154 )

 

「ゼロベース」

 6月秋田県議会の最終日、本会議でイージス・アショアを陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)に配備する防衛省の計画を巡り、最大会派の自民党(26人)が提出した「ゼロベースで再検討するよう」に求める意見書案を可決。新屋配備の撤回を求める意見書案は賛成少数で否決されました。

 可決されたのは「イージス・アショアの配備に係る適地調査等について丁寧かつ正確な説明と誠意ある対応を求める意見書」。提出理由は「イージス・アショアの配備について、不安や懸念を抱く地域住民をはじめ、県民の声を真摯に受け止め、各種調査に係る事項等について、他の候補地を含めてゼロベースで再検討・精査したうえで、丁寧かつ正確な説明と誠意ある対応を国に求める必要がある」としています。

 否決された意見書は「イージス・アショアの配備について、配備計画の根幹となる合理性や理論性が破綻し、地域住民との信頼関係も崩壊したと言っても過言ではない状況にあることから、新屋演習場への配備について、計画自体の不備や矛盾を真摯に認め、白紙撤回することを国に求める必要がある」との理由で提出されています。

by shouichiro_sato | 2019-06-27 22:02 | 秋田県議会 | Comments(0)  

調査を検証

 イージス・アショアの配備を巡る問題で、防衛省が調査対象としたにかほ市の国有地を見てきました。調査報告書では十分な面積がありながらも「県道が冬期間通行止めになるために不適」「鳥海山が遮蔽になり不適」とされた2ヶ所です。

 結論からいうと、国有地に入る林道があり、入口につながる別の県道は除雪がされており冬期間も通行可能。通行止めになる県道は狭隘で未整備、国有地とは全く関係のないものでした。また、鳥海山は南側にあり、レーダーからの仰角は約10°で支障なし。ただ、2ヶ所とも標高が約400m程で、西側には標高500m程の仁賀保高原の尾根がある。レーダーの位置からは日本海が見えないことが問題だと感じてきました。

 一方、不適とされた理由が津波対策や保安林であるという青森県の国有地と、岩木山が遮蔽になるとされた同県の陸上自衛隊演習場は、周囲に人家もなく十分な保安距離や緩衝地帯が確保できること。演習場は敷地が広いためにレーダーの位置を変えることで、仰角が低くなることが判明しました。こうしたことから、防衛省が検討した20ヶ所の国有地の調査内容への信憑性が大きく揺らぐことになっています。

 きょう開かれた県議会予算特別委員会の総括審査で、佐竹知事は「新屋を候補地としたそれ以前に戻って、(20ヶ所の国有地の)新屋と同等レベルの詳細な報告が必要だ」と述べています。

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 (写真・標高約400mにある国有地の入り口から西側を見ると、仁賀保高原にある風力発電施設や牧場の建物が見えます。その場所の標高は約500m。日本海を見ることはできません。にかほ市の鳥海山麓で6月21日)

by shouichiro_sato | 2019-06-24 22:32 | 秋田県議会 | Comments(0)  

委員会審議

 6月県議会はきょうから各常任委員会による議案審査が始まりました。私が所属する福祉環境委員会では、国の法律より踏み込んだ内容となっている「受動喫煙防止条例」の内容について、活発な質疑がありました。

 条例の目的は受動喫煙を防止するための措置を講ずることにより、望まない受動喫煙の生じない生活環境の実現をめざすこと。国の改正健康増進法では学校や行政機関、医療機関などでは敷地内禁煙でも「屋外に喫煙場所を設置できる」となっているものの、県条例では「屋外に喫煙場所を設置できない」「設置しないように努める」と強化。さらに、駅や空港等では屋内禁煙で喫煙専用室・指定たばこ専用喫煙室を設置できない。事務所や飲食店等では屋内禁煙が原則ながら、当分の間の特例を設けています。

 県、県民、事業者の責務を定め、県民の理解と協力を得ながら施行することとしており、罰則はありません。

by shouichiro_sato | 2019-06-13 23:40 | 秋田県議会 | Comments(0)  

イージス・アショア

 秋田県議会6月議会ではきょうから一般質問が始まり、12日まで自民、みらい、社民、共産の各会派の10人の議員が登壇します。焦点は秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に配備を計画されている「イージス・アショア」の問題ですが、きょう質問に立った自民党の議員は、質問の持ち時間30分の内にたった2分間触れただけで、何とも消化不良な内容でした。

 私も登壇することができ、「イージス・アショアの配備について」「知事の政治姿勢について」「主要農作物種子条例の制定について」「高等学校の整備と在り方について」の4項目で知事に質問しています。一般質問の内容は秋田県議会のホームページに録画で掲載されていますので、ご覧ください。

by shouichiro_sato | 2019-06-10 21:33 | 秋田県議会 | Comments(0)  

イージス・アショア配置図

 県議会全員協議会が開かれ、防衛省が「イージス・アショアの配備について」各種の調査結果と検討結果の報告を行いました。結論は、「各種調査の結果、また、住民の安心・安全を確保するための具体的な対策を踏まえると、イージス・アショアは、新屋演習場において安全な配備・運用ができると考えています」でした。
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 (写真・図面の中央、赤い線で囲まれた陸上自衛隊新屋演習場内に配備するイージス・アショア。上方が日本海で下方の白色の場所は秋田市新屋や臨海地域。中枢部のレーダーから住宅地までの距離は約700mしかありません)

by shouichiro_sato | 2019-06-05 23:03 | 秋田県議会 | Comments(0)  

県政協議会

 6月県議会が来月4日に招集されることになり、今日は(1週間前の)恒例となっている県政協議会が開かれました。県議会第2会派である「みらい」には堀井啓一副知事が出席し、当局が提出する補正予算案の内容や条例案などを示したほか、「台湾定期チャーター便」の運航計画などについて説明しています。

 一方、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に配備を計画している「イージス・アショア」に関して、防衛省が行った現地の調査結果を説明する全員協議会が、5日午前9時30分から行われることになりました。協議会は公開(インターネット中継含む)され、各会派が質疑を行います。

 6月議会では調査結果に基づく国の計画についての県の対応が焦点であり、私も10日に行われる一般質問で取り上げる予定です。

by shouichiro_sato | 2019-05-28 22:05 | 秋田県議会 | Comments(0)  

第2回定例会

 4月の県議会議員選挙後初となる第2回定例会5月議会がきょう開会し、正副議長の選出や常任委員会の委員などを決めました。

 正副議長は43人の全議員による選挙を行い、議長には加藤鉱一氏(由利本荘市・70歳、4期目)が39票、副議長には佐藤賢一郎氏(大館市・71歳、4期目)が28票を得て当選。共に自民党会派の所属です。以前、寺田典城氏が知事の時代には自民党会派の所属議員が単独過半数を割り込んだため、第1会派から議長、第2会派から副議長が選出されていましたが、佐竹知事が就任してからは自民党会派が単独過半数以上の議席を有しているために、正副議長を独占?しています。ただし、慣例により2年で交代しています。

 6つの常任委員会は会派の所属議員数によってドント方式で配分され、正副委員長ポストも自民が委員長5、副委員長4。第2会派のみらいが委員長と副委員長を各1、社民が副委員長1。議会運営委員会と予算特別委員会は、委員長を自民、副委員長をみらいが務めます。

by shouichiro_sato | 2019-05-13 22:20 | 秋田県議会 | Comments(0)  

県議会が閉会

 第一回県議会2月議会が閉会しました。一般会計の総額5741億円余の新年度当初予算案を中心に議論が行われ、共産党議員を除く賛成多数で可決。関連する条例案等、当局が提出した議案はすべて原案通り可決されました。

 一方、陸上自衛隊新屋演習場に配備が計画されている迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、計画の配備撤回と新屋演習場は住宅地に隣接しており不適な場所であり、反対の決議をしてほしいという市民からの請願は、自民党・公明党などの議員が「継続審査」とすることとしたため、願望に応えることはできませんでした。県議会は4月29日で現職議員が任期満了を迎えるため、特別な事情がない限り議会が開かれないことから、これらの請願は廃案になりそうです。

 ところで昨日、大関衛議員(50歳・湯沢市雄勝郡選挙区、当選5回)が病気で急逝し、議会最終日のきょうは朝から重苦しい雰囲気でした。本会議では黙祷を捧げ、弔詞を贈呈することを満場一致で議決。鶴田議長と佐竹知事は、閉会に当たっての挨拶で故人の功績をたたえています。まだまだこれから、さらなるご活躍が期待されていた大関議員の心中を思うと、同僚のものとして無念でなりません。衷心より、ご冥福をお祈りいたします。

by shouichiro_sato | 2019-03-07 20:35 | 秋田県議会 | Comments(0)  

医師確保

 県議会予算特別委員会の総括質疑は2日目。医師確保や洋上風力発電、生活保護行政などについて当局と議論が交わされました。

 医師が都市と地方、専門分野等で偏在している状況の改善には課題も多く、県では秋田大学医学部の地域枠での入学者を拡大するなど、将来に備えた医師確保に取り組んでいますが、まだまだ絶対数が不足しています。

 秋田県の日本海沿岸は風力が安定しており、洋上風力発電の有力な候補地。県では地元との調整がついているエリア(場所)について、国に申請するとしています。

by shouichiro_sato | 2019-03-05 23:51 | 秋田県議会 | Comments(0)  

新屋は「NO」

 県議会はきょうから予算特別委員会の総括質疑。初日は7人の議員が、若い人たちの県内定着や新幹線の整備、新スタジアムの整備構想、外国人材の受け入れ、イージス・アショア問題などについて質問しました。

 サッカーのスタジアム整備についての検討委員会の報告書では「整備手法は県と秋田市が行うべきで、設置場所については絞れ込めなかった」ことが明らかになり、再び県や秋田市がどう取り組むのか、その姿勢が問われていることになりました。

 自衛隊新屋演習場に配備が計画されているイージス・アショアについて佐竹知事は、「今のままの場所ではNOだ。安易に強行することは無理だ」と述べ、毅然と立ち向かう姿勢を示しています。

by shouichiro_sato | 2019-03-04 22:54 | 秋田県議会 | Comments(0)