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請願不採択

 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に配備が計画されている「イージス・アショア」について、秋田市議会総務委員会は配備計画撤回の決議などを求めた請願・陳情8件すべてを、「不採択」としました。一括した採決で賛否が4対4の同数となり、委員長が採決しています。

 保守系の会派・秋水会は「防衛省が(配備の是非を)判断していないのに、市議会が賛否を判断するのはおかしい」として継続審査を求めたものの、公明党議員が「配備に反対するという決議の要求には応じられない」として不採択を主張。継続審査は否決され、秋水会の3議員が不採択に回っています。同様の請願が提出された県議会では、公明党議員は「継続審査」を主張していましたが、市議会では継続審査という曖昧な結論ではなく、一歩踏み込んだ判断を示しました。

 また、総務委員会は配備計画に関して市民に賛否を直接問う住民投票条例の制定を求める陳情について、1対7で不採択としています。

 市議会は19日の本会議で、これらの案件について最終的な判断を下します。

by shouichiro_sato | 2019-03-13 22:22 | 地方自治 | Comments(0)  

公開質問状

 秋田市の新屋勝平地区振興会が、秋田市議39人全員に送った公開質問状の回答結果が発表されました。回答したのは24人で、18人がイージス・アショアの陸上自衛隊新屋演習場への配備を「不適」と答えています。また1人は「最適地ではないが、多くの条件を満たした一つの適地」と回答し、残る5人は継続審査中などを理由に考えを示していません。15人の議員は未回答でした。

 回答は記名式でもとめたものの、24人の内23人が記名、1人はイニシャル。最大会派の秋水会(16人)は会長名で回答を控えるとの文書を送付。他の1人も同様の文書を送ってきたとのこと。秋水会の文書には「公開質問状で議員個人に回答を求めることは、議案審査の在り方、ひいては議会の責任を否定することにつながりかねない」とあったとか。

 議員個々の考えを知りたいという「公開質問状」ですが、はっきりと意志表示できない背景には何があるのか不思議です。

 市議会議員も県議会議員も、間もなく任期満了。選挙が近づくにつれこの種のアンケートなどが増えてきますから、しっかりと自分の考えを表明していきましょう。イージス・アショアの装備と配備候補地の問題で、市街地に隣接する新屋演習場が適地かどうか、「(防衛省の)調査結果が出ていない時に、今の段階で判断することはできない」という回答は、詭弁ですネ。

by shouichiro_sato | 2019-02-26 22:15 | 地方自治 | Comments(0)  

市長の暴言

 兵庫県明石市の市長(55歳)が一昨年6月、JR明石駅付近の国道2号線の拡幅工事に絡み、用地の買収に応じていなかった地権者の建物について、担当した職員に「火をつけて捕まってこいお前。損害賠償を個人で負え」などと暴言を吐いていたことが明らかになり、録音された音声が公開されています。市長はきょうの記者会見で「弁解できないひどい言葉で反省している。市民にも申し訳ない」と話しています。

 市長は東京大学卒業で弁護士。衆議院議員も経験しており、日頃から熱血漢あふれる方のようですが、ニュースで見る限りでは、暴言の連続。どんな事情があるにしろ、やり過ぎでしょうネ。

 ただ、一昨年の録音が今になって公表されるのもチョッと不思議?。拡幅工事はその後に着工されており、4月の市長選挙を前にしたニュースだけに、市民の皆さんの反応が注目されます。

by shouichiro_sato | 2019-01-29 21:21 | 地方自治 | Comments(0)  

略式代執行

 廃業により放置されていた湯沢市の「小安観光ホテル鶴泉荘(かくせんそう)」の解体工事が、市による略式代執行で行われています。鶴泉荘は鉄筋鉄骨コンクリート造りの3~5階建ての宿泊棟3棟と、木造2階建ての従業員宿舎などなどがあり、国道398号をまたぐ渡り廊下が特徴で、解体する建物の延べ床面積は約6000平方m。2007年に廃業後、建物の買い手がないままに09年に破産手続きが終了。その後は所有者がいない状況でした。

 湯沢市では建物崩壊の危険性や観光地のイメージ低下が心配されたため、1億6900万円の総事業費で略式代執行に着手。空き家対策特別措置法の施行により、所有者が特定できなくても自治体が費用負担して撤去できるようになったとのことです。

 私の知人も昨年末から解体工事に従事していますが、「備品など残されている物も多く、さらにはアスベストが使用されている場所もあり、大変な工事だ」と話していました。小安温泉郷は県内屈指の豪雪地帯にあり、今春の観光シーズンまでに解体作業が完了できるのか、心配です。

by shouichiro_sato | 2019-01-07 22:27 | 地方自治 | Comments(0)  

ふるさと納税

 ふるさと納税の返礼品について、総務省は納税額の3割以下にするよう求めるなど何かと話題になっていますが、湯沢市では10月から「家事代行サービス」が加わり、早速第一号の利用者がありました。

 返礼品としての家事代行サービスは、県外で暮らす市出身者が、ふるさとで暮らす親等へのプレゼントを想定して取り入れたもので、同市では一口2万円の寄付で3時間受けられるとか。

 市内で一人暮らしの女性(86歳)は、首都圏で暮らす次男がふるさと納税の返礼品として家事代行サービスを選んだことで、家事代行業者の女性が部屋や台所などを丁寧に清掃したとのことです。「納税と親孝行」、一石二鳥の出来事ですネ。

by shouichiro_sato | 2018-11-21 22:48 | 地方自治 | Comments(0)  

町議長選

 沖縄県与那国島にある与那国町議会(定数10)では、9月の町議会議員選挙後に議長が決まらない事態が続いています。町議選の結果、与野党の議員が5人づつの同数となり、議長を出すと採決で少数派となってしまうことから、今月19日までに72回行われた議長選挙では、そのたびに当選者が辞退することが繰り返されてきました。何とも異様な事態です。

 同町の議長選では与野党議員がそれぞれ対立陣営の一人に投票し、5票ずつを得た2人のうち、くじ引きで当選した議員が辞退をしています。地方自治法ではそもそも議長当選者の事態は想定されていませんから、法的にはこうした事態を打開する方法はありません。

 議長が不在では議案審議に入ることができず、町当局は必要な予算などは(やむを得ず)専決処分しているとか。国政のみならず、地方の自治体でも与野党の駆け引き?はあるのですネ。

by shouichiro_sato | 2018-10-21 20:22 | 地方自治 | Comments(0)  

県民の声

 県議会が5つのテーマで意見を募ったところ、過去最多となる145人から163件の声が寄せられました。このうち「地上イージスの配備」に関するものが8割あり、賛否を直接問わない自由記述式ながら、反対が8割を超えていました。

 イージス・アショアの配備に賛成の意見には「職員の常駐により人口減対策になり、補助金交付などで活性化につながる」「地域住民の生活や地域経済に十分配慮した計画で、信用できる」「国民全体に貢献できる。秋田の衰退をくい止めるために進めるべき」「日本を攻撃しようとする意図を挫くのに必要な設備だ」「配備されると(ミサイル攻撃から)一番安全になる」などがあります。

 こうした内容(個人情報を伏せて)は今月中に、県議会のホームページに掲載される予定です。

by shouichiro_sato | 2018-09-20 22:04 | 地方自治 | Comments(0)  

ふるさと納税

 野田聖子総務大臣はきょう、「ふるさと納税」の制度を見直すことを明らかにしました。一部自治体の返礼品が問題視されているためです。

 総務省は2015年以降、換金性の高い品や寄付額の割に高すぎる特産品などを贈らないように求め、17年4月からは返礼品の調達価格を寄付額の3割以下に抑えるように通知。今年4月にも返礼品は地場産品にすることを要請しています。

 しかし、全国の自治体(都道府県と市町村)の14%に当たる246の自治体は、寄付額の3割以上の返礼品を用意。地場産品でないものを返礼品にしていた235の自治体のうち、190の自治体では今年度に見直しをしませんでした。通知に沿わず、17年度の寄附受入額が10億円を超えている12市町をみると、高額なギフト券や電化製品、銘柄牛や高級果実など他県の産品、全国チェーンの商品券を返礼品にしている例があり、このまま放置することは「ふるさと納税」制度を創設したそもそもの趣旨に逸脱した対応となっていました。

 法制度の見直しを機会に、実質的な減税や返礼品目当ての「ふるさと納税」ではなく、ふるさとを応援したいという純粋な趣旨に沿った制度として、さらに充実していくことを期待しています。

by shouichiro_sato | 2018-09-11 22:38 | 地方自治 | Comments(0)  

鈴木辰美さん

 今春の叙勲で旭日雙光章を受章した鈴木辰美氏(70歳・大仙市稲沢)の祝賀会が開かれました。
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 (写真・笑顔の鈴木辰美さんと奥様のキサ子さん。西仙北ぬく森温泉ユメリアで)

 鈴木氏は昭和45年、秋田県が農業後継者の育成のために県内の全市町村で始めた農業近代化ゼミナールの、県連絡協議会長に就任。その後は青年農業士や指導農業士(平成21年から4年間は県指導農業士会の会長)として、農業といぶりがっこを中心とする農産物の加工事業(「おばこ食品」を起業)に奮闘。6次産業化の先頭に立って、県内農業の発展に尽力されました。平成26年8月からは秋田いぶりがっこ協同組合理事長に就任しています。

 一方、昭和55年3月には仙北郡協和町議会議員に初当選し、以来8期25年6ヵ月にわたって議員としてご活躍。その間町議会議長を2期5年6ヵ月、合併後の大仙市議会では2年間、副議長の要職にありました。「有言実行」がモットーで、自ら進んで行動・実践する議員として住民の信頼を得ています。

 実行委員会(会長・奥州食品の鈴木憲康社長)が準備した祝賀会には、共に議会活動に励んだ同僚や諸先輩、農業士会、食品加工と販売の関係者、友人など130人が参加し、和やかに懇談。鈴木氏とご家族、いぶりがっこ業界の更なるご発展を期待してきました。

by shouichiro_sato | 2018-09-08 23:22 | 地方自治 | Comments(0)  

国道13号

 福島市から山形県内陸部を通って秋田市に通じる国道13号線。その「整備促進期成同盟会第37回総会」がきょう山形市で開かれ、出席してきました。

 同路線は山形県内での整備が特に進んでおり、尾花沢市から上山市の区間はバイパスと立体交差の4車線道路となり、交通状況が大幅に改善されました。現在は東北中央自動車道となる国の直轄事業で道路改築が行われており、平成30年度中には東根IC~東根北IC間が開通予定。NEXCO東日本が工事中の南陽高畠IC~山形上山IC間も開通予定です。

 すでに事業化されている横堀道路(3.7km、調査設計・用地買収・工事)、真室川雄勝道路(7.2km、調査設計)、金山道路(3.5km、調査設計)、新庄金山道路(5.8km、調査設計・用地買収)、泉田道路(8.2km、調査設計・用地買収・工事)についても、さらに工事が進捗するものと思われ、期待が高まります。

 同盟会では来年度の予算獲得に向けて、要望活動を展開することを決議しました。

by shouichiro_sato | 2018-08-29 22:53 | 地方自治 | Comments(0)