2017年 11月 30日 ( 1 )

 

日本の政治と野党

 連合秋田が主催する政治フォーラムで、一橋大学大学院社会学研究科教授・中北浩爾氏の講演を聞きました。演題は「これからの日本政治と野党」で、先に行われた総選挙の結果をどう読むのか、野党の今後はどうあるべきかについて、データをもとに短期、中長期的な課題を話しています。

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  (写真・講演する中北教授。都道府県議会の議席率は自民党が50%前後で推移)

 注目されるのは、安倍晋三首相が森友・加計問題などで支持率が急落して「追い込まれ解散」したにも拘わらず、希望の党の結成と民主党の合流、立憲民主党の結成で野党が分裂。結果として、民主党政権失敗後の自民党の大勝の構図が繰り返されたこと。

 「分裂した野党に無党派層などからの風は吹かず、自民党は低投票率でも分厚い支持基盤と公明党の選挙協力で手堅く勝利」したと分析しています。安倍首相は野党の政策を取り込むなどして争点を潰し、低い投票率でも安定的に勝利する方程式?で、歴史的な国政選挙5連勝を遂げています。

 さらに、「日本では二大政党制の実現は難しい」とも述べました。理由は都道府県議員の約5割が自民党で、全国的に優位なこと。しかも固い宗教票を持つ公明党と選挙協力をすることで、小選挙区制では自民党に過大な議席を与え、自公を結合させて「自民一強」を強める効果があり、野党は支持基盤の強化を図る必要があるとしています。

by shouichiro_sato | 2017-11-30 23:23 | 国政・時事 | Comments(0)