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2010年 06月 04日 ( 1 )

 

首班指名

 鳩山由紀夫首相の辞任に伴なう首班指名選挙がきょう衆参両院で行われ、後任の第94代首相に菅直人氏が選ばれました。鳩山氏の「政治とカネ」「米軍普天間飛行場の移設」などに対する首相としての資質が問題だったのに、民主党内での後継選びの焦点は幹事長として実力を発揮してきた小沢一郎氏との関係(距離感)に集中。菅氏も「小沢色」の排除をアッピールするために、小沢幹事長が設定した4日中の組閣日程を来週に延期しました。

 鳩山氏が辞任表明で訴えた「クリーンな民主党」を目指すには、鳩山氏と小沢氏の「政治とカネ」の問題について、二人が党の役職を離れたことで不問にするのではなく、国会における参考人招致や証人喚問に出席し、国民の疑念にしっかり応えなければなりません。そうした要求に菅代表がどの程度まで踏み込んでいけるのか。それがなければ「表紙を変えただけ」という指摘を払拭することはできないでしょう。

 マスコミが行った鳩山・小沢両氏の辞任後の世論調査では、民主党への支持率が10ポイントほどアップしましたから、窮地にあった参院選対策としては「効果あり」。来週に発表される党役員人事と組閣で、さらに国民の関心を惹き付けたいところです。

 しかし、菅新首相の所信表明演説と各党の代表質問で、米軍普天間飛行場移設やマニフェストにあるバラマキ政策などについて鳩山内閣の路線継承を強調すれば、支持率のご祝儀相場も現実に戻る可能性があります。副総理兼財務大臣として鳩山内閣の中枢にいただけに、その路線を否定することも難しいでしょうから、首相としてどんな発言をするのか注目です。

by shouichiro_sato | 2010-06-04 23:31 | 国政・時事 | Comments(0)