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2009年 10月 30日 ( 1 )

 

青木辰二教授

 東洋大学社会学部長・青木辰二教授の講演があり、久しぶりにお話を聞いてきました。

 先生は以前、元秋田県立農業短期大学の助教授として秋田県に17年間も滞在し、秋田の魅力を活かした農業・農村の活性化を指導。農家民宿の立ち上げや地域づくりを支援している、日本におけるグリーンツーリズムの第一人者です。

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 (写真・あすの秋田を創る協会が主催した「くらしが楽しくふるさとが元気になるフォーラム」で基調講演する青木教授。秋田市の遊学舎会議棟で)

 講演のテーマは「秋田の宝とは?その意味と価値を東京から考える」。観光とツーリズムの違いをイギリスの農村を例に紹介し、農業農村の多面的な価値を活かした「歓交」こそ、これからの社会が求めているものであり、秋田には可能性があると強調されました。

 そのうえで、秋田へのメッセージは――――

   ① 「出前」「外商」から「本店」の独自性を!
   ② 「磨けば宝、ほっとけばただの石」
   ③ 「心の距離」を近づけよう!(「まごころ秋田」)
   ④ 後発の強みを活かそう!(「歓交秋田へ」)
   ⑤ 「G(グリーンツーリズム)センス」を分かち合おう!
   ⑥ 「量より質」、多様な秋田の応援団を作ろう!


 都市側の農村を見る視点が変化してきているのに、農村側は都市を見る視点が変わっていない。農家だからできる自然、文化、人々との交流など、滞在型の余暇活動の場を提供しよう。「金儲け」より「人儲け」、「体験」から「体感」そして「体革」へという確かな理念を共有することが、日本のグリーンツーリズムを発展させる――。

 先生の夢は、北海道・東北・九州をはじめ全国のグリーンツーリズム実践者のネットワークをつくり、「日本の辺境」の地からグリーツーリズムの息吹を全国各地に発すること。豊富な体験と識見、エネルギッシュなお話に、私も元気をもらいました。

by shouichiro_sato | 2009-10-30 22:01 | 今日の出来事 | Comments(3)