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2008年 02月 19日 ( 1 )

 

値上げ

 最近のニュースには、「値上げ」の話題が目だちます。昨年から小麦や大豆、原油価格の高騰をうけ、食料品やガソリン・灯油などが値上がりして国民生活にも大きな影響がありました。そして先頃、農林水産省は4月から輸入小麦の価格を30パーセント引き上げることを決めました。昨年にも2回引き上げていますが、製品価格に転嫁されれば、パンや麺類の再値上げは避けられません。

 さらに、きょうの新聞各紙によると「新日本製鉄などの鉄鋼大手4社は18日までに、鉄鋼原料として仕入れる2008年度の鉄鉱石について、供給元のブラジルの会社と前年比65パーセントの値上げで合意した」と伝えています。当然、鋼材価格に転嫁されるわけで、今後は自動車や家電製品の価格にも影響しそうです。

 こうしたニュースが重なってくると、わが国が「資源に乏しい国」であることを思い知らされる感じです。中国やインド、ブラジルなどの諸国がめざましい経済発展を遂げており、世界の原油や鉄鋼、穀物など全ての資源の需要は急速に拡大しています。今までは資源が無くても工業製品で外貨を稼ぎ、食糧も6割以上を価格の安い海外に依存してきましたが、世界の需要の動向からすると資源の値上げ傾向は続くでしょうから、日常生活の防衛のためにも国の政策を早急に見直すことが必要になってきます。

 例えば、食料自給率で唯一100パーセントを超えているコメを大切にし、「ご飯」だけでなく米粉として利用する食品開発、飼料やバイオ燃料としての活用などは国家プロジェクトとして取り組むべきでしょう。工業製品をリサイクルし、原材料を再利用する技術開発と実践もさらに推進・強化しなければなりません。

 値上げラッシュのニュースを見て、秋田県のように農業基盤が充実している地域や、鉱山技術を活かしたリサイクル産業の最先端の地域は、「近未来の日本にとって最も重要な地域になる」と考えているこの頃です。

by shouichiro_sato | 2008-02-19 21:31 | 社会・話題 | Comments(1)