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2006年 10月 19日 ( 1 )

 

町立三輪中学校のこと

 福岡県筑前町立三輪中学校の2年生の男子生徒(13歳)が今月11日、いじめを苦にして自殺したとされる事件には文部科学省が調査に乗り出すなど、大きな社会問題になってきました。担任だった先生の関わりや学校の対応、事件後の混乱する状況について、町役場や町教育委員会には苦情や抗議の電話、メールが相次いでおり、18日までに約3300件に上ったと報道されています。

 インターネットで検索すればすぐにアクセスできますから、新聞やテレビで話題が続く限りは様々な意見が寄せられることでしょう。ところが、羽後町の三輪中学校にも抗議のメールがあったと聞きましたから、名前が同じだったことからくる、「他人事ではない」困った話です。

 確かに「Yahoo!JAPAN」で検索すると、最初に登場するのが羽後町立三輪中学校。そして岐阜市立三輪中学校、奈良県桜井市には市立大三輪中学校がありました。この「三輪」という名前に共通するのは、大物主神を祀る神社がある所。筑前町の三輪地区にも日本最古といわれる神社があり、その長い歴史を語るべく、木々に守られているように佇んでいると紹介されています。即ち、歴史と伝統のある良い環境の地域なのでしょう。それ故に、今回の事件にはやりきれない、切ないものを感じます。

 北海道滝川市でも昨年9月、小学生の女子児童(当時12歳)が自殺していたことが明らかになりました。いじめを苦にした子供たちの自殺が全国で起きています。文部科学省の調査では平成10年以降、7年連続して「いじめ」による自殺はなかったとのことですが、最近の実態を見ると事実とかけ離れた報告となっていたようです。調査が不十分だったのか、それとも学校に隠ぺい体質があったのか。「ゆとり教育」などの改革が唱えられる一方で、管理ばかりが強化されてきたような印象もあり、いつの間にか学校の主役が児童・生徒でなくなってきているとすれば、問題です。

 改めて、学校だけではなく家庭も地域も、もっともっと子ども達が発するサインに関心を持ち、生き抜く力を応援していきましょう。みんなの力で子ども達を育てましょう。子どもに慕われ尊敬されるべき先生方が、子ども達の前で謝ったりする姿を私は見たくありません。 

by shouichiro_sato | 2006-10-19 18:33 | 社会・話題 | Comments(0)