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2006年 10月 04日 ( 1 )

 

秋田県の人口減少率は全国一

  県は2日、平成17年国勢調査(昨年10月1日現在)の概要を発表しました。それによると秋田県の総人口は114万5501人。5年前の調査に比べて4万3778人も少なく、3.7%の減少率は全国一。ちなみに、12年調査でも7年に比べて2.0%の減少で全国最高でした。

 減少した4万人を超える人口は、昨年春に合併して誕生した「北秋田市(40,049人)」をも上回っています。県人口は昭和55年の125万6745人がピークで、その後は減少の一途をたどるばかり。ただし、今までは核家族が増えてきたためか世帯数は増加していましたが、ここにきて伸びは1.0%とほぼ横ばい。この頃では離婚などによる(親と同居している)世帯も多いと見られ、世帯構成なども大きく変貌してきています。正に、由々しき事態です。

 さらに、65歳以上の老齢人口の割合は26.9%で、ほぼ県民の4人に1人になりました。市町村別に見ると上小阿仁村の40.4%を最高に、藤里町35.5%、北秋田市32.9%などと、県北部で高くなっています。この背景はいうまでもなく、第1次産業に変わる産業の創出ができず、15歳~64歳の生産年齢人口(地域の担い手)が少ないこと。新しい就労の場がないために、結局はふるさとを離れなければならない現実があるのです。(残念ながら)全国に先駆けて急速に進む過疎化。今日の秋田県にとって、次の時代を担う人が少なくなる一方で高齢者が増えていく状況は、看過できない最大の課題です。

 この厳しい現状を打開する特効薬は、若者の就労促進・雇用の拡大しかありません。実際は少子化で若い人が減っていながら、それでも県内に就職できない(職場がない)現実こそ問題です。もう一度フンドシを締めなおして県政の最重要課題と位置付け、県庁を挙げて全職員が英知を絞り、精一杯の行動を展開する必要があります。

 しかし、「雇用拡大が喫緊の課題だ」「来年の国体で総合優勝を目指そう」と声は掛けたものの、兵庫国体開会式の翌日から環境問題の視察とかでヨーロッパを訪問しているのは秋田県の知事さん御一行。県民一丸となって取り組まなければならない重要なこの時に、「やっている事はどこか視点がずれている」と思うのは、私だけでしょうか。

by shouichiro_sato | 2006-10-04 20:09 | 秋田県 | Comments(0)