内閣支持率

　報道各社が先週末に行った世論調査では、麻生内閣の支持率が２０％台に急落しました。今日行われた自民党の役員会で麻生太郎首相は、「支持率の急落は全て私の責任だ」と述べたものの、急激に悪化する日本経済への処方箋は無策の状態が続いており、国民の失望感と政治への不信感は、一気に広がってきています。

　緊急の経済対策や雇用対策にしても、必要な予算や法律を整えなければならないのに、○兆円、○○○億円、という大きな金額が新聞の見出しになるだけで、肝心の議案はまだ国会に提出されておらず、いつ、どんなかたちで実行されるのか分かりません。

　「まずは、景気対策だ」として、スピード感を持って取り組むはずの政策が「絵に描いた餅」の状況では、国民の支持は益々先細りになるでしょう。

　こうした状況をいつまで続けていくのか。今月２５日に会期末を迎える臨時国会では、参議院で採決が行われていなかった新テロ対策特別措置法と金融機能強化法を、衆議院で再可決するだけというのであれば、何とももったいない・・・・・時間の浪費です。