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秋田農村問題研究会

 元秋田県農業試験場次長で、秋田の農業の激動の過程を分析していた研究者・阿部健一郎さんの著書、「集落農場から『集落営農』へ」を話題にした会合に誘われ、参加してきました。

 阿部さんは農業経営改善コンサルタントをしながら、県立大学の先生方や農業団体、農家の皆さんが参加している秋田農村問題研究会の代表幹事、NPO秋田菜の花ネットワーク理事などを務めています。
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 (写真・阿部さんを囲んで「秋田の農業のこれから」について意見交換する、秋田県立大学の佐藤加寿子先生と渡部岳陽先生。秋田市の大町ビルで)

 研究発表やパネル討議から見えてきたものは、「米価の大幅な下落が農家と農村の疲弊に拍車をかけている」「複合経営への取り組みを強化しなければならない」「それぞれの地域の状況に見合った農業振興策を検討するべきだ」など、今日の農業政策の見直しが必要なことでした。

 例として紹介された横手市十文字(旧十文字町)中村集落では、米プラス花卉栽培の複合経営で、地域全体が活性化されているとのこと。阿部さんはそうした研究と指導・実践にも取り組んできただけに、秋田県農業の変遷に関する話題は尽きませんでした。

by shouichiro_sato | 2008-12-06 23:51 | 秋田県 | Comments(0)  

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