農工一体
2008年 11月 28日
TDKなど県内屈指の企業群が立地している仁賀保地域ですが、鳥海山麓に広がる広大な土地を利用した農業も実践されています。「工場があることで若い人たちも定住し、女性の職場も拡大した。しかし、農村社会の生活基盤は農業であり、農家の元気が無くなればムラも衰退してしまう。秋田の農業を再生しなければならない」と語る皆さんに、私も励まされました。
農家の次男・3男を救いながら地域を近代的に発展させるべく、斎藤憲三先生が提唱して実践した「農工一体」。企業活動が盛んになるにつれ、「農業は基幹産業ではない」という見方も一時はありましたが、皆さんからは「やっぱり農業を活性化しないといけない。地域の特色を活かした農業を展開したい」という心強い意見もありました。
農林水産物のブランド化や食品加工の研究開発と育成など、隣りの山形県に負けないように頑張りたい・・・・・・・、私もそうした決意を強くした次第です。
by shouichiro_sato | 2008-11-28 23:33 | 産業振興 | Comments(0)