マグナス風車
2008年 11月 26日
試験中のマグナス風車は大潟村干拓博物館や道の駅の敷地内にありましたが、本格的な(県内での)実用はこの風車が初めてです。
設置されている場所はホテルサンルーラル大潟などに隣接している、「大潟村ふれあい健康館」(北1丁目)。風車は高さが12.5メートル、直径は11.5メートルで、出力は風速6メートルで毎時12キロワット。この仕様では年間にして「一般住宅9軒分の発電が可能」とのことです。
製造したのは潟上市にある株式会社MECARO(メカロ、村上信博社長)。会社の概要によれば「秋田県がロシアから持ち帰ったマグナス理論を、産学官の連携と4年間の試行錯誤の上、風車化へと実現させることが出来た」とのことで、国内でも最先端の技術を蓄積しているメーカーです。
ふれあい健康館の入口ホールには、風や発電の様子が一目でわかるモニター画面も設置されていて、思わず覗き込んでしまいました。施設の規模からしても環境にやさしく、無限のエネルギーである風力を活かす発電施設への期待は高まっていますから、公共施設などへの導入をさらに推進したいものです。
by shouichiro_sato | 2008-11-26 22:09 | 産業振興 | Comments(0)