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角館散歩

 仙北市角館町できょうから始まった若手芸術家たちの作品展、「角館アートプロジェクト 想nic Art」に行ってきました。 

 誘ってくれたのは角館在住の洋画家・黒沢勝巳さん、31歳。黒沢さんは同町外町にある西宮家の蔵を会場にして、羽後町の太平山から見た横手盆地の「夜明け」や岩手県盛岡市街地の「岩手の夜景」など、写真と間違えるほどに繊細な風景画7点を展示しておりました。

 黒沢さんは角館生まれ。22歳(1999年)から水彩画を始め、2年後には独学で油絵を勉強し、2002年には秋田県展に初入選。04年に「とみや大仙市店」(大曲)で初めての個展を開催しています。06年には角館平福記念美術館で作品展を開くなど、人気が急上昇中です。

 黒沢さんが毎日更新しているブログ http://blog.goo.ne.jp/permanentwhite/ 「かっつの絵描き日記」で見つけた横手盆地の絵について、「完成したら、是非とも見せてください」とメールを送ったのがきっかけでした。

 その「夜明け」(写真)は縦40センチ×横160センチのパノラマサイズ。何回も羽後町の太平山に通い、「みはらし荘」や山頂にある御嶽神社で夜明けを待ったとのことで、絵を描くまでの苦労話や感動した話に、私も引き込まれてしまいました。
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 さらに、盛岡市の郊外から見た夕陽の「岩手山」、陸中海岸の「朝日」、北秋田市にある「四十八滝」などは、差し込む光の素晴らしい描写にハッとするほどです。

 「角館アートプロジェクト・・・・・・・」は今月24日(祝日)まで。角館を散策する機会がありましたら、今回は是非とも外町に足を延ばして、若い人たちの作品をご鑑賞ください。

by shouichiro_sato | 2008-11-16 23:38 | 今日の出来事 | Comments(0)  

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