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角館の魅力

 昨夜のNHK総合テレビで秋田のニュースを見ていたら、仙北市角館町にある武家屋敷の紅葉が紹介されていました。モミジやカエデが赤、黄、橙色に染まり、黒塀の武家屋敷との調和も最高で、今が最盛期。観光客の皆さんも感動している様子でした。

 角館というと武家屋敷や桧内川堤の桜が有名ですが、この頃は紅葉や雪景色などもマスメデアで紹介されていて、一年中、観光客がやってきます。さらには、町内で行われている様々なイベントや企画もお客さんを呼び込むようになりました。

 角館に関係ある美術や伝統工芸を展示する常設館をはじめ、最近では彫金作家・林美光さん(秋田市)や写真家・小松ひとみさん(仙北市)の作品館がオープンするなど、街中のあちらこちらに、文化や芸術の香りがただよう素敵な環境が整いつつあります。

 今月4日まで角館町平福記念美術館で開催されていた「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」も、同館の企画展では過去最高の入場者を記録していますが、角館の新たな魅力を引き出すことにもなり、芸術家たちが憧れる街になりそうです。

 そんな角館で明日から24日(月)まで、「角館アートプロジェクト 想nic Art」が開催されます。参加している作家は、藤嶋恵美子(イラスト)、三浦麻里子(グラフィックデザイン)、金永大(グラフィックデザイン)、加藤郁美(平面絵画)、いけだちひろ(日本画)、山田美知男(日本画)、羽深綾希子(彫刻)、黒沢勝巳(洋画)、草彅裕(写真)、佐藤励(彫刻)、青谷明日香(絵画詩)、喜井かおり(イラスト)、高橋朋子(出羽和紙)、それに角館高校、角館南高校の美術部の皆さんです。

 会場は、田町武家屋敷通りの隣にある商人の町「角館外町」で、メイン会場の佐藤義亮宅跡地や角館西宮家、安藤醸造元本店など6ヶ所。時間は(一部を除いて)午前10時から午後5時までです。参加無料のワークショップやミニイベントもありますので、詳しくは実行委員会事務局のホームページ http://www.sonicart.jp/ でご確認ください。

 「歴史や文化の名所巡り」だけではない交流の始まりは、角館の新しい魅力です。

by shouichiro_sato | 2008-11-15 23:19 | 産業振興 | Comments(0)  

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