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給付金

 心配したことが現実になってきました。それは先月30日に麻生首相が「総額2兆円を全世帯に配る」と約束した、追加経済対策の給付金です。その後、対象者について中川財務金融相と与謝野経済財政担当相の考え方の違いが表面化しました。記者会見で大見得をきった麻生首相でしたが、この「バラマキ」は実現しそうにありません。

 首相が発表する以上は、政府・与党もその政策実現のために、一致団結しているものと思っていました。しかしながら、いとも簡単に「全世帯とは(生活支援を必要とする)全世帯のこと」と、曖昧に言い訳するようでは、先が思いやられます。

 道路特定財源から地方に1兆円を交付する案も、既に決まっている7000億円の外枠なのか、それとも3000億円を追加して総額で1兆円なのか、これまた財務相と鳩山総務相の意見が違っています。

 予算案を編成し、必要な法律を整備して国会に提出し、(野党の反対もあるでしょうから)衆議院で3分の2以上の賛成で再可決して、ようやく実現する経済対策。実際に効果が出てくるのはいつのことでしょう。結局は「絵に描いたモチ」になってしまうのではないかと、心配です。

by shouichiro_sato | 2008-11-05 22:19 | 国政・時事 | Comments(0)  

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