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同窓生

 先日、由利本荘市に住む県立大曲農業高校(大農)の大先輩に案内していただいて、能代市と北秋田市を訪ねました。昭和10年生まれの大先輩ですが、両市で活躍している同級生や知人を紹介してくれたのです。

 朝早く迎えに行き、本荘ICから東能代ICまで約1時間20分。車中でこれからお会いする同級生のことを聞くと、「彼と会うのは55年ぶりだ。大農時代は陸上競技で大活躍していた」とのこと。私は思わず、「えっ!55年ぶり。それで話が通じるのですか?」とビックリ。しかしながら大先輩は、「心配ない、話はついている」。

 住所を確認すると、日頃から県内を駆け巡っている自分には少しばかりの土地勘があるものの、相手の方は初対面であり、近くで電話。それからほどなく、自宅前で出迎えてくれました。大先輩は同級生を見つけるや「おお、久しぶり。元気だったか」と、一気に55年の時を超え、大農時代に戻った感じです。私の心配は杞憂でした。

 能代の大先輩は、「八峰町や旧二ツ井町にも同窓生がいる。紹介するから行ってみなさい」。さすがに116年の歴史がある学校です。創立当時から県内屈指の農業高校として、全県から向学心に燃える生徒が集まっていました。学校に近くて自転車通学が可能な場合以外、奥羽本線や田沢湖線で汽車通学するか、寮や下宿生活。これもまた、青春時代の貴重な体験です。若人たちの友情や結びつき、ネットワークは大きく広がっているのです。卒業生の多くが農業に従事し、地域の担い手として各分野で活躍してきた大農ならではの、つながりです。

 選挙に立候補する者にとって、主義・主張や政策を通して支持者を拡大していくことが最も重要ですが、地縁や血縁、友人・知人など、様々な関わりも大切です。「同じ学校で学んだこと」も、お互いの心が通じ合っているようで、欠かすことはできません。先日も自分の政治活動より、最近の母校の話題や同級生の近況報告で盛り上がった一日でした。

 ところで、衆議院の解散・総選挙が先送りされたことにより、任期満了による告示まで150日(約5ヶ月)を切った秋田県知事選挙の話題が、マスコミに登場してきました。私も新聞社などの取材を受ける機会が増えています。そんな訳で、各政党や団体の動きも活発になるでしょうが、私は初心を忘れず「県民党」で、県内行脚を続けて行きたいと思っています。 

by shouichiro_sato | 2008-10-31 22:38 | 政治活動 | Comments(0)  

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