自民党の総裁選挙
2008年 09月 15日
首相が2代続けて任期途中で辞任表明するという異常な事態に、「無責任だ」の大合唱が巻き起こったものの、総裁選挙は「麻生氏独走」の出来レースと思いきや、ベテランから若手、女性候補まで乱立してマスコミの話題になっています。しかし所詮は、党内の総裁選挙。経済政策でも財政再建でも、防衛問題や改革路線でも、各候補者が従来からの持論を主張しているだけで、毎日、同じ話を聞いていると、新鮮味も無くなって来ました。小泉さんの時のような「(抵抗勢力に対抗して)自民党をぶっ壊す」などという強烈なパンチもなく、この状態で最後まで国民の関心を惹きつけていけるのでしょうか。
もっとも、予備選挙に投票できる秋田県内の自民党員と党友は1万1896人。県内有権者のたった1・25パーセントに過ぎません。私も県内を歩いていると、自民党の総裁選挙よりもこの後に行われる衆議院の解散・総選挙で、民主党との政権をかけた論戦に期待している有権者が多いように感じます。燃油高に苦しむ国民生活を支援する補正予算や、消えた年金、事故米の不正転売などへの不信を回復することより、総裁選挙で国民の関心が高まり、自民党の支持率が回復しつつあるときに「解散・総選挙」に打って出る戦略も分かられていますから、「思惑どうりに事が運ぶのか」どうか。
18日(木)午前10時30分からは、秋田市役所前で5人の総裁候補が参加して街頭演説会が開かれます。きょうの午前中は警備関係者と思われる皆さんが現場で打ち合わせをしていましたが、後半戦がどれだけ盛り上がるのか注目したいと思います。
by shouichiro_sato | 2008-09-15 23:55 | 国政・時事 | Comments(0)