仲小路
2008年 09月 06日

また、秋田駅前のアゴラ広場周辺では「あきたエコ&リサイクルフェスティバル」。アトリオン周辺では「AKITAカジュアルアーツフェスタ2008」。そして、旧日赤病院跡地では「第2回仲小路Jazzフェスティバル」が、きょうと明日の2日間の日程で開かれています。

旧日赤病院跡地ではフリーマーケットも行われていて、若い方々が大活躍。私も秋田の芸術家の皆さんを紹介いただき、若手書道家の佐藤佳奈さんから手づくりのエコバックに「一期一会」の文字を描いてもらいました。直筆の書を添えて1000円とは、チョッと得した気分です。(写真・多彩なアート作品が並び、賑わっていたフリーマーケットのテント村)
会場にはステージが設置され、午後からは県内外から参加した皆さんによるジャズの演奏があります。秋田県出身で人気沸騰中のギタリスト・小沼ようすけさんも、昨年に続いて出演することになっており、大いに盛り上がったことでしょう。
私は別の用事がありその雰囲気に浸ることはできませんでしたが、街の中にあるこうした賑わいを創出できる空間に立つと、考えることがあります。すでにこの場所は秋田市の再開発計画で、ショッピングモールや美術館などの建物が建設されることになっているとか。周囲のビルを見渡して、「また、建築物か。著名な建築家に設計をお願いするとしても、建物よりはこうした空間の方が貴重ではないのか。緑と花壇、雨や雪でも心配ない路面と広場、多目的に利活用できるこれだけの空間があれば・・・・・。建物では空きスペースが目立つアトリオンと同じになってしまうのでは?」などと、思ってしまいました。
今年7月9日に内閣総理大臣から認定された「秋田市中心市街地活性化基本計画」。膨大な資料を読むと、「千秋公園(久保田城跡)と連携した城下町ルネッサンス(中心市街地再生)」を基本コンセプトに、40の個別事業で構成されています。私は各種の協議会やパブリックコメントを総括した結果の計画とはいえ、事業の具現化に当たっては「さらなる検討と見直し、取捨選択」が必要ではないかと考えている、一人です。
by shouichiro_sato | 2008-09-06 23:13 | 今日の出来事 | Comments(7)
若い人たちが自分たちの未来と、地元の将来を考えて
さまざまな行動を起こし、また、繋がりを持とうとしていることは
すてきなことですね。
ぼくは個人作家で、県外での活動が主なのですが、
本当に必要かどうかはわかりませんが、巨額な費用と将来にわたる
維持費が必然なものを作る事について、もっともっとぼくのような一般市民が
理解できるようなかたちでの説明や、議論をしてほしいです。
県のウェブサイトを見ても、新美術館の策定委員会はすでに3回の会合を持ち、4回目ではオープン後のことにまで議題が進んでいるような印象を持ちました。
建物に反対、という意味ではなく、建てるのであれば、もっと開かれた場で議論を
してほしいし、もっとたくさんの一般市民が傍聴だけでもできるような
かたちにしてから建てるのかどうかを決めてほしいです。
長々とすみません。



建物は維持管理費が解体するまでかかりますから…子供たちに負の遺産だけは残したくないのですが…。
私もTyさんの「一般市民のたくさんの意見を聞いてからかたちにしてから立てるかどうかを決めてほしいです。」という意見に賛成です。

以前に、「基本計画」に意見を・・・の募集にたくさんの意見が寄せられていました。
私はたまたま市?のHPで、寄せられた意見書を読めたのですが、
いろいろな、なるほどと思われる意見がたくさんあり、どんな風に取り上げられるのだろうと楽しみにしていました。
結果は、日赤跡地に常設の舞台があればよい。中小路は歩く人のことをもう少し考える、それ以外は計画通りに変更なし。(確かそんな感じに書かれていたと思うのですが)
驚きました。市民に書面上で紹介するわけでもなく、各意見に対してのコメントもなく、意見に対して議会などで話した様子もなく、何のために意見を集めたのだろう。
県民のため、市民のためを思っていろいろ考えてくれた人の気持ちをどう思っているのだろう・・・。
私と同じような意見の方がほとんどだったので、あまりに簡単な結果であ然としていました。
すみません・・・皆さんのコメントを読んでいたら私も書きたくなりました。
もういちど書く気力がないので(笑)、手短かに。
声に出すことって、たいせつだなー、と、みなさんのコメントを拝見して
ますます感じました。
そして、それを繋げていくことも、とてもたいせつだと。
繋げていくためには、「大きな声」が重要です。一般県民として
その「大きな声」をこの場や、政治の場に求めたいです。
