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赤塚不二夫さん

 今夜のNHK「ニュースウォッチ 9」では、先月2日に亡くなった漫画家・赤塚不二夫さんの長女、りえ子さんがお父さんの思い出を語っておりました。「おそ松くん」や「天才バカボン」「秘密のアッコちゃん」など、明るいギャグ漫画を描いてきた赤塚さん。私も子どもの頃、週刊「少年サンデー」で連載された「おそ松くん」に登場する、イヤミの「シェ―」を真似した一人。赤塚さんとの貴重な思い出もあり、興味深くテレビを見ました。

 がんと闘いながら、2002年に脳内出血で倒れて闘病生活を続けていた赤塚さん。葬儀では「天才バカボンのパパ」になった赤塚さんの遺影と、式場に流れた「♪これでいいのだ~、♪これでいいのだ~」という天才バカボンの主題歌が印象的でした。享年72歳、その赤塚さんからいただいた宝物が、我家には残っています。

 それは昭和52年(1977年)6月19日。私は羽後町田代・仙道地区の有志で結成した「ななまがり音楽村」村長として、フォークグループ「田吾作」や地元の「かど石」など、若者たちが出演する「さなぶり唄っこまつり」を企画。今は廃校になった当時の田代中学校体育館が、村人達で満員になる出来事がありました。その模様を東京から取材に来たのが、NHKの青春番組?のスタッフ。レポーターは人気漫画家の赤塚さんと、秋田県出身の詩人で歌手の友川かずきさん。番組名は忘れましたが、反省会の出来事だけは今も鮮明に覚えています。

 当時は公民館も集会所もなかったために、反省会の会場は村長の自宅。すなわち我家でした。後片付けを終えて、30名以上のスタッフが集合したのは午後10時過ぎ。それからは赤塚さんや友川さんを囲んで翌日未明まで、飲めや歌えの大騒ぎ。ゲストのお二人はお酒が大好きで、ついには衣類を脱ぎ捨てて得意の踊り?が飛び出すなど、それは楽しい一夜でした。

 青春を謳歌するとは、こうしたことを言うんでしょうね。何事にも一生懸命に取り組んでいた赤塚不二夫さん、ありがとうございました。何事にも一生懸命・・・・・・これでいいんですね。

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 (写真・賑やかなお酒の席で、赤塚不二夫さんが描いてくれた「レレレのおじさん」と友川かずきさんのサインは、30年の時を経てセピア色になりました。左のシミは赤塚さん?がこぼしたお酒です)

by shouichiro_sato | 2008-09-04 22:41 | 社会・話題 | Comments(0)  

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