バイオエタノール工場
2008年 08月 30日
また、1871年(明治4年)の廃藩置県以来、未画定となっていた十和田湖の県境問題で、青森県十和田市の中野渡春雄市長と秋田県小坂町の川口博町長が、「青森6、秋田4」とする県境案で合意し、両県知事が立会人となって覚書に署名したニュースもありました。
さらに紙面をめくると6ページの総合面に、「バイオエタノール製造 北秋田市にプラント」の見出しあり。秋田県で初めてとなるバイオエタノールを製造する実証プラントが、独立行政法人・森林総合研究所(茨城県つくば市)により今年度、北秋田市坊沢に建設されるというものです。実証事業では、山林から原料となる間伐材などを回収、破砕してチップに加工してプラントに搬入。燃料になるセルロースなどの成分を抽出、糖化・発酵させてアルコール成分を取り出した後、濃縮してバイオエタノールを製造するとのこと。
実証事業と研究活動は東京大、早稲田大、秋田県立大と連携して行われます。本年度予算は7億2500万円。プラントは年間330日稼動し、製造目標はドラム缶625本分の年間125kl。1ℓ当りの製造コストは100円が目標。豊富な森林資源がある秋田県ですから、木材を原料としたバイオエタノールの製造には大いに期待したいものです。(写真・今夜のNHK秋田のニュースでも紹介されていました)
他には、「本県の高齢化率が28.6%で過去最高を更新」「北海道・北東北3県知事サミット開催」「秋田県の7月の有効求人倍率は、0・49倍」「大潟村の認定農業者取り消し訴訟、原告の請求棄却」など、関心のあるニュースが目白押しでした。
by shouichiro_sato | 2008-08-30 21:27 | 秋田県 | Comments(0)