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「農業危機突破」県生産者大会

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 米価が低迷する中で原油・肥料・飼料等の価格が高騰し、農業者の経営が極めて困難な状況になっていることから、秋田県農業協同組合中央会と秋田県農協農政対策本部が主催する「農業危機突破 秋田県生産者大会」が、きょうの午後1時から秋田市文化会館で開催されました。県内各地から1,000人をこえる参加があり、「自助努力で解決できる範囲を超えている」として、国に対して強力な要請活動をすることを決議しました。(写真)

 大会では冒頭に、「世界的な穀物需要の逼迫から、畜産・酪農経営に欠かせない配合飼料価格が2年余の間に5割以上も上昇している」 「世界各国が食料増産に取り組み肥料需要が増大し、既に肥料価格も前年比63%の値上げになった」 「産地づくり交付金は生産調整面積拡大により交付金単価が引き下がる事態となったほか、新規の飼料用米や米粉生産など非主食用米へは緊急一時金を除き、交付金では対応できない現状にある」 「水田経営所得安定対策における米の収入減少影響緩和対策は、米価の下落で前年度よりさらに引き下がることになる」等々、厳しい情勢が報告されました。

 そうした危機的状況の中で食料自給率の向上に向けた取り組みを国家戦略として構築するために、「原油・肥料・飼料高騰に対する緊急対策、並びに品目政策、担い手政策、農地制度等総合的な政策確立と補正予算対策を含めた万全な予算の確保」について、来賓として出席していた県選出の国会議員らに強く要請しています。

by shouichiro_sato | 2008-08-25 23:50 | 国政・時事 | Comments(0)  

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