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「MOTTAINAI」

 一昨日、由利本荘市岩城にあるウェルサンピア秋田(秋田厚生年金休暇センター)のプールに家族連れで行ってきたという知人が、ビックリしていました。施設全体が今年の3月末で閉鎖されていたことを知らなかったために、草も伸び放題になり荒廃している施設を目の当たりにし、ガッカリして帰宅したというのです。

 県内では珍しいウォータースライダー(全長110mと140m)や1周180mの流れるプールなどは、子ども達に人気がありました。人工芝のテニスコート、野球場、屋内スケート場など立派な施設が揃っていて、そうした環境になかった羽後町の私たちには羨ましく思えたものでしたが、話を聞いて立ち寄ってみると、今は草刈もされていない、惨めな状態です。

f0081443_2128767.jpg (写真左・プールとテニスコートの入口には進入禁止のバリケードがあり、駐車場にも草が生えてきていました) 

 ウェルサンピア秋田は建物・施設・土地を含めた全体を譲渡するために、昨年に続いて6月13日に最低売却価格を1億8千万円まで引き下げて一般競争入札を行いましたが、買い手は付きませんでした。

f0081443_21283633.jpg (写真右・野球なら2面できる大きな広場もご覧の通り、草ボウボウです)

 ホテルや体育館などの建物は竣工から約30年経過しているものの、平成14年にはリニュアール工事をしています。敷地の総面積は約19万㎡もあり、このまま廃虚になるとすれば誠に「MOTTAINAI」ことです。

 全国にある同類の施設を整理(売却)するために設置された独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」も、土地と建物を売却する(実際は買ってもらう)以上は、商品としての管理をしっかりしてお客さんに選んでもらう姿勢が必要です。写真のような状況では誰も興味を示さないでしょうし、誠実でありません。正に役所仕事、殿様商法の典型です。

 もっとも、誘致活動をしてきた地元の自治体も、これだけの施設・機能をどのように復活させるか、行動する責任があると思います。仮に、地元に無償で譲渡されるとしたならば、どんな運営が可能なのか等について、知恵を絞るべきでしょう。「合併に参加せずに岩城町のままでいたら、このままにはしていないはずだ」という声も聞こえてきます。

 バリケードやロープに囲まれ、草も刈られていない敷地や白亜の立派な建物を見て、改めて「もったいない」と感じました。国も地方自治体もこのまま放置しておくようでは、住民の信頼を失うばかりか、人々の心まで荒廃させてしまいます。

by shouichiro_sato | 2008-07-30 22:28 | 社会・話題 | Comments(0)  

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