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災害復旧工事

 一昨年に大規模な土砂崩れがあり、通行ができなくなった由利本荘市山内の旧国道107号では、復旧工事の真最中です。毎日のように通っている道路ゆえに、その進捗状況を気にかけていましたが、いよいよ工事の全体像が見えてきました。

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 しかしながら、一昨日の未明には子吉川の上流にあたる高瀬川流域で激しい雨が降り続き、水かさも増していました。その流れを調整して工事をするのですから大変です。銀河トンネルを抜けて奥名免橋を通過したときに、橋の下に激流の傍らで頑張っている工事関係者を見つけたものですから、すぐさま車を止めて見入ってしまいました。(写真) 災害復旧工事で災害に巻き込まれてはいけませんから、「安全第一」で頑張っていただきたいと念じてきました。

 このように、たった一箇所の工事現場でも命懸けなのですから、これから始まる岩手・宮城内陸地震の復旧工事も大変だろうと思います。そうした時こそ、国や地方自治体が「国民生活を守る」姿勢で努力しなければなりません。「困った時に頼りになる」存在が、国であり地方自治体の役目であることを肝に銘じ、政治家や公務員の皆さんには努力してもらいたいと思います。

 ところで、大分県教員汚職事件をきっかけにして、全国で明らかになってきた「口利き」と「事前通知」の問題は表裏一体です。秋田県でも県会議員などの求めに応じて事前通知が行われており、前教育長の小野寺清さんはABSテレビのニュースで「県議会を円滑に進めるため」だと弁解していましたが、求めるほうも教えるほうも「特権意識」があったのではないかと推察します。今回の事件を教訓に、あらためて議員も為政者も、「全ては万人のために」自らの襟を正してその職責(役目)を果たしましょう。・・・・・・ついつい怒り心頭、話題がそれてしまいました。

 昨夜も高瀬川上流は大雨。しかし、けさ通った山内の工事現場は大丈夫で、ホッとしました。くれぐれも安全に、無理のない工事を進めてください。

by shouichiro_sato | 2008-07-25 23:09 | 秋田県 | Comments(0)  

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