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また、地震です

 きょうの午前0時26分ころ、岩手県沿岸北部を震源地とする地震がありました。私はもう寝込んでいましたが、ガタガタと揺れる物音に目を覚まし、あまりにも長く揺れが続く感じがしたので、テレビのスイッチON。NHKはすでに臨時ニュースを放送していて、最大震度は岩手県洋野町で「6強」、八戸などで「6弱」、岩手県全域が「5」、秋田県は「4」と表示されています。

 洋野町は岩手県沿岸最北部にあり、平成18年に九戸郡種市町と同大野村が合併して誕生した町で、人口は18600人余(今年6月)。旧種市町とは地域に伝わる芸能「ナニャドラヤ」と西馬音内盆踊りの交流が縁となり、関係者も多くいただけに心配でした。

 ニュースを見ていると、やがて「津波の心配はありません」。これだけ大きな揺れだとすれば、余震も大きいだろうと思っていましたが、幸いなことにその後はほとんど感じませんでした。気象庁の発表によると、地震の規模を示すマグニュチュードは7.2。しかしながら、震源は太平洋プレートの内部で108kmと深く、地下8kmの地表に近い活断層が動いて発生した6月14日の岩手・宮城内陸地震とは発生のメカニズムが違うこと。揺れの大きかった地域は平成6年に「三陸はるか沖地震」を経験するなど、震災に対する意識と備えが強い地域だったために、家屋の全半壊などの大きな被害は確認されていないとのことで、ホッとしました。

 それでも、8道県で150人ほどがけがをし、東北・秋田の両新幹線は仙台以北が午後2時過ぎまで運休。十和田湖奥入瀬などでは土砂崩れが発生して通行止めが続いています。また、観光地などではキャンセルも相次いでいる模様です。度重なる地震で被災された皆さんには衷心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧と復興を祈念しております。

 それにしても最近の日本列島は地震が多過ぎますネ。ほとんどの地域で震度「3~4、5」程度の揺れを体験していて、これほど続くと、「何となく、慣れてきた」感じですが、油断は禁物です。公共施設の耐震化を急ぐことはもちろん、家屋内でも家具の倒壊防止策を講じることや避難方法を確認しておくこと。旅先などでは安全を確保するために周囲の環境に目を配り緊急連絡の方法を確認するなど、「備え」が必要です。

by shouichiro_sato | 2008-07-24 23:02 | 社会・話題 | Comments(0)  

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