県美術展覧会(県展)

 秋田市のアトリオンでは、秋田県の美術界の祭典である県美術展覧会(県展)を開催中。県展は秋田魁新報社、秋田県、県教育委員会、秋田市教育委員会が主催しており、今回が50回目という「節目」の展覧会です。

 今年は日本画や洋画、彫刻、工芸、書道、写真、デザインの7部門に1743点の応募があったとか。審査の結果、入賞と入選した912点が展示されています。会期は9日(水)まで、開場は午前10時から午後5時です。特に今年は各部門の最も優れた作品に50回目を記念した「記念章」が設けられ、来場者の注目を集めていました。

 県展の50回記念レセプションで挨拶した主催者代表の佐藤暢男・秋田魁新報社社長は、「県展は高齢者にとっては生きがいの一つであり、美術を志す若い人には登竜門になっている」(7月1日の同紙記事)と述べていますが、まさにその通りで、会場には中高生から年配の方まで、多くの皆さんが訪れていました。

f0081443_20401762.jpg 中でも写真会場は、最近急増している中高年のカメラ愛好者や学生など、幅広い年代の傑作が集まって大盛況。それぞれの写真の前でお互いに批評し合うなど、熱気に満ちていました。秋田の豊かな自然や祭り、温かい人々暮らし、日々の情景などを題材にした作品が多く、見とれてしまいました。(写真右・県内の祭りをテーマにしたコーナーは、微笑ましい作品がたくさん寄せられています)

f0081443_20482947.jpg また洋画には斬新な素材やイメージを展開した大きなキャンバスの作品が多く、見る人を圧倒しています。(写真左・鮮やかな色彩と繊細な描写に引き込まれてしまいます)

 この他、各部門毎に今までの県展で活躍してきた県内の著名な作家の皆さんによる「賛助・招待作品」46点も展示されており、ベテランの作品と見比べるなど、興味が尽きません。
 
 会場で偶然に出会った富木敏子さん(仙北市角館町)には、工芸展示室で同町の境田幹正さん、景秋さんご夫妻を紹介していただきました。境田さんはご主人が工芸部門で入選、奥さんは書道で見事に「記念章」を受賞しています。微笑ましいご夫妻にお会いしたことで、さらに心満たされるひとときになりました。県展は、美術を通して人々が出会う場でもあるんですね。
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 (写真・書道は大作ばかり。左から二つ目が記念章を受賞した境田さんの「袁佑詩」)

by shouichiro_sato | 2008-07-07 21:31 | 秋田県 | Comments(0)  

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