県美術展覧会(県展)
2008年 07月 07日
今年は日本画や洋画、彫刻、工芸、書道、写真、デザインの7部門に1743点の応募があったとか。審査の結果、入賞と入選した912点が展示されています。会期は9日(水)まで、開場は午前10時から午後5時です。特に今年は各部門の最も優れた作品に50回目を記念した「記念章」が設けられ、来場者の注目を集めていました。
県展の50回記念レセプションで挨拶した主催者代表の佐藤暢男・秋田魁新報社社長は、「県展は高齢者にとっては生きがいの一つであり、美術を志す若い人には登竜門になっている」(7月1日の同紙記事)と述べていますが、まさにその通りで、会場には中高生から年配の方まで、多くの皆さんが訪れていました。


この他、各部門毎に今までの県展で活躍してきた県内の著名な作家の皆さんによる「賛助・招待作品」46点も展示されており、ベテランの作品と見比べるなど、興味が尽きません。
会場で偶然に出会った富木敏子さん(仙北市角館町)には、工芸展示室で同町の境田幹正さん、景秋さんご夫妻を紹介していただきました。境田さんはご主人が工芸部門で入選、奥さんは書道で見事に「記念章」を受賞しています。微笑ましいご夫妻にお会いしたことで、さらに心満たされるひとときになりました。県展は、美術を通して人々が出会う場でもあるんですね。

by shouichiro_sato | 2008-07-07 21:31 | 秋田県 | Comments(0)