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出羽グリーンロード

 先日の秋田魁新報・くらし面に、「出羽グリーンロードは豊かな自然に触れることができる道路であり、ドライブするのが楽しい」という投稿がありました。出羽グリーンロードとは、秋田市河辺から大仙市協和、同南外を経由して、横手市大森、同雄物川、羽後町から湯沢市に至る(出羽丘陵地域を縦貫する)、全長約79kmの広域営農団地農道です。一部で国道や県道と重複しながら、多少の勾配があったりカーブが続くものの信号は少なく、秋田市と湯沢市を結ぶ最短の道路として、「知る人ぞ知る」便利な道路です。

 沿線には里山の広葉樹が広がり、中山間地特有の農産物があり、今は水田の緑も一段と深みを増しており、投稿された方の気持ちが理解できる環境にあります。きょうは天気も回復したので新聞記事を思い出し、グリーンロードを利用して帰宅しました。

 ところが、一つだけ残念な思いをしてしまいました。それはグリーンロードに設置されている休憩スポット(ミニ公園)の管理状況についてです。大仙市南外、横手市大森、横手市雄物川にあるスポットの内、特に大森のミニ公園は目にあまる状態でした。

出羽グリーンロード_f0081443_2222897.jpg このスポットは平成4年10月、開通記念に整備されたもので当時の佐々木喜久治・秋田県知事や農林水産省出身の政治家が揮毫した大きな記念碑とともに、数ヶ所にベンチ、水飲み場などがあるミニ公園の拠点なのですが、草を刈った様子もなく、ゴミも散乱。縁石も壊れたままでした。とても休憩などできる雰囲気ではありません。通りがかった地元の農家の人に「公園の管理はどこですか?」と聞くと、「どこが管理しているのか、オラだば、知らね」とのことでした。

出羽グリーンロード_f0081443_23131.jpg (写真上・ベンチの場所さえわからないほど、草ムラの状況です。午後6時頃に撮影) 
 (写真右・佐々木知事が揮毫した記念碑周辺もこの通り。歩道にまで『萱(カヤ)』が生えているということは、何年も放置されているのでしょうか?)

 
 市が管理するのか、それとも地元の皆さんの担当なのかはわかりませんが、どんな立派な施設でも造りっぱなしではいけません。周辺には放牧場もある絶好のビューポイントであり、他のミニ公園がキチンと整備されていただけに、気になりました。

by shouichiro_sato | 2008-06-30 22:38 | 今日の出来事 | Comments(1)  

Commented by 秋田が好き at 2008-06-30 23:53 x
このような状態では、哀れというか、『造りっぱなしのいい加減さ』を露骨に現しているような気がします。
こういうことにも問題意識をきちんと持てる佐藤さんが、今の県政にとても必要な気がします。遠くからですが応援しています!

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