植樹祭から10日目
2008年 06月 26日

県当局は昨日開かれた県議会農林商工委員会で、これらの施設を残して活用する方針であることを明らかにしています。現場にいた北欧の杜の担当者は、「(広い空間にあるだけに)管理をしっかりできるか心配だ。特別招待席はあくまで仮設の構造であり、地震や雪に耐えられるだろうか・・・・」などと本音を漏らしていましたが、県によればお野立所はそのまま残して野外ステージなどに活用し、特別招待席は湿気などの障害を防ぐために床板を外し、冬までには耐震・耐雪化の工事を実施する予定とのこと。建物の前には両陛下がお手植えされた木々や、全国から参加した代表者が植樹した木々が多数ありますから、緑を大切にする意識を深める場所として後世に伝えてほしいと願っています。

佐藤さんのご家族が植えた樹種は「ミズキ」。皇后陛下がお手植えされたものと同じで、春には小さな白い花が房になって咲くために一面が白く見え、秋には紅葉が美しい木です。
公園には多くの人が訪れており、「今では北秋田市の新しい観光名所になっている」と新聞でも紹介されるほど。県内では周囲の山々に行けばどこにでもある木々の苗木なのに、どことなく優しい目で苗木を見ている人が多いと感じました。秋田の豊かな自然環境・資源を守っていく象徴として、大切にしていきたいですね。
by shouichiro_sato | 2008-06-26 21:09 | 秋田県 | Comments(0)