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県議会中継

 6月定例県議会は昨日ときょうの2日間、一般質問が行われました。何かと課題の多い秋田県にあって、県政全般について質疑が行われる一般質問。興味があっても議会傍聴できない人にとって、インターネットで行われている本会議の生中継は必見です。私も午後から、事務所で傍聴?させてもらいました。

県議会中継_f0081443_213486.jpg 県議会の会議録は「美の国あきたネット・秋田県議会」で検索することができ、議員の皆さんと県当局の質疑の内容は全て把握することが可能になっています。しかしながら、活字で記録されているものと実際の質疑の生中継では、当局の問題意識や議員の熱意など、臨場感が違います。テレビの国会中継とまではいかなくても、インターネット中継は議員や議場の雰囲気、知事を始めとする執行部の姿勢までリアルに伝えていました。(写真・寺田知事の答弁に納得せず、議席から再質問する社民党の石川ひとみ議員。ノートパソコンで見る県議会ライブ中継の画面です)

 しかしながら、パソコンで傍聴した感想としては、(正直なところ)「いまひとつ、活気がない」印象をもってしまいました。議員の質問に対して当局側がそつなく答弁しようとするためか、事前に提出された質問要旨に周到な答弁が用意され、結局はその原稿を知事も担当部長も、教育長も県警本部長も棒読みしているようにしか見えなかったからです。羽後町の議会では当局側に様々な資料はあっても、答弁原稿などありませんでしたから、常に執行部は緊張していたものですが、県議会の本会議はそうした緊張感、迫力がありません。

 さらに、議員の再質問や再々質問があると当局は右往左往し、寺田知事の答弁はますます焦点がぼけ、意味不明?。傍聴者ですら納得できない思いに駆られるのに、制限時間で終了することが多過ぎます。会議運営のルールがあるとはいえ、(せっかく生中継されているのですから)議員の皆さんも焦点を絞り、双方に気迫のこもった質疑を期待したいと思います。

 ところで、議員と県当局が「原稿無し」で活発に質疑を交わすといわれている予算特別委員会の総括質疑が、7月2日に初めてインターネットで中継されるとのこと。県議会での議論の様子がさらに公開されることになり、楽しみが増えました。過去の一般質問や本会議の模様も録画中継の映像を見ることができますし、こうした県議会の情報公開、大歓迎です。 

by shouichiro_sato | 2008-06-24 21:40 | 秋田県 | Comments(0)  

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