女子ホッケー、インターハイ出場決定
2008年 06月 23日
日曜日の午後2時過ぎ、携帯電話に吉報が届きました。羽後高校ホッケー部の女子チームが、インターハイ出場をかけて参加していた東北高校選手権大会で、3月に行われた全国選抜大会で女子ベスト4に入った岩手県の強豪・沼宮内高を 3-1で破り、本県女子ホッケー史上初のインターハイ(全国高等学校総合体育大会)出場を決めました。今年のインターハイは7月28日に埼玉県で開幕し、ホッケー競技は飯能市を会場に8月1日から6日まで行われます。
ホッケー競技は岩手・宮城内陸地震の影響で、開催予定地だった被災地の宮城県栗原市から会場を岩手県岩手町に変更し、20日から22日まで、東北各県の優勝チームによるインターハイ予選のみを行いました。初日に山形県代表・米沢商高と 1-1で引き分けた羽後高。21日には青森県代表・三沢高に 6-0で快勝して勢いに乗りました。代表決定戦では沼宮内高が前半開始早々に1点先取したものの、羽後高は同6分に相手守備陣のすきを突いて同点とし、同23分には逆転のシュート。後半26分にもカウンター攻撃からダメ押しの3点目を入れて勝利しました。きょうの岩手県の地元有力紙・岩手日報は「沼宮内が掲げた『全国制覇』の夢が断たれた。信じられない光景に会場は静まり返った」、と伝えていますから、羽後高は大健闘の金星です。インターハイの東北代表2校には、羽後高と引き分けた米沢商も出場します。
選手一行は午後6時過ぎに羽後町役場前に凱旋し、出迎えた多くの保護者や学校関係者、ホッケー協会の仲間から祝福を受けました。(写真・保護者会が急遽作成したお祝いの横断幕前で、「インターハイ出場決定」の報告をする羽後高女子ホッケーチーム)
羽後高ホッケー部はこれまで、男子チームが過去に8回インターハイに出場していますが、女子は創部10数年にして初めて。昨年開催された「秋田わか杉国体」に向けて中学校から選手強化してきた成果が実り、国体に(開催地枠で)初参加し初勝利を挙げていました。昨年秋の全国選抜大会東北予選は残念ながら突破できませんでしたが、ついにインターハイに出場する東北代表の座を獲得しました。
報告会で熊林孝監督は、「インターハイでは優勝を目指す。選手も私も同じ気持だ」と宣言。いよいよ、全国レベルでの活躍が期待されます。「初出場で、初優勝」も夢ではありません。
by shouichiro_sato | 2008-06-23 15:00 | スポーツ | Comments(1)