大農「農友会」
2008年 06月 22日
年1回開かれる定例役員会の案件は平成19年度の事業と決算報告。並びに20年度の事業計画と予算案の審議であり、満場一致で承認・可決しました。(写真・挨拶する小西会長。左は4月に赴任した奥山豊校長)
ところで、寺田知事が4月1日に行った定例記者会見で、「大曲農高と大曲工高を一緒にしても、これからはいいんじゃないですかという、現実的な考えです」と発言し、教育長に両校の統合を検討するようにお願いしたという出来事が、その他の案件として話題になりました。当時の新聞報道によれば、その理由として「両校が建替え時期を控えている」「少子化で学校規模が縮小し機能しなくなる」「農工の密接な関連」など、を挙げています。
この発言を受けて農友会役員の有志が心配し、元校長の佐藤節郎さんが秋田魁新報に「農・工業高校の統合に思う」と題して投稿。5月14日付けの朝刊紙面「対話・会話」に大きく掲載されました。要旨は、「なぜ統合なのかというのが正直な気持だ。知事の発言は短絡的であると思われる。大曲農高は今年で116年、県内では秋田高に次ぐ歴史と伝統のある名門校だ。2万6千人余を世に送り、地域社会の発展に寄与してきた。その重さ、尊さをどのように評価しての発言なのか。県教委の第5次高校総合整備計画をみると、産業教育が軽視されているのではないかと危惧される。県北、中央、県南の各ブロックに農工商の拠点校を置き、バランスを取りながら産業教育の充実を図るべきだと思う」、というものでした。
知事の発言を受けて、県教育委員会がどのような動きをしているかは把握していませんが、知事が公の場で「検討をお願いした」と述べていることから、農友会としても「看過できない問題」として、小西会長ら執行部が県教委に真意をただすことにしました。
《 お 詫 び 》
きのうの夕方から自宅のインターネット回線が接続できず、21日の「さとう正一郎日記」を掲載できませんでした。昨夜から先程までにアクセスいただきました多くの皆様に、お詫びいたします。
by shouichiro_sato | 2008-06-22 12:34 | 秋田県 | Comments(0)