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無差別殺傷事件

 どうしてこんなに、「人を殺すために来た。誰でもよかった」などと言い放つ無差別殺傷事件が続くのでしょう。

 8日の日曜日、歩行者天国で賑わう白昼の東京・秋葉原の交差点に2トントラックで突っ込み、さらにはサバイバルナイフで多くの人たちを襲撃した事件は、7人が死亡し10人が重軽傷を負うという大惨事となりました。犯人は「生活に疲れた。世の中が嫌になった」という、25歳の男です。(写真・一面で事件を報じる秋田魁新報夕刊)

無差別殺傷事件_f0081443_7301741.jpg 6月8日は、2001年に大阪教育大付属池田小学校に包丁を持った男が侵入し、8人の児童が殺害され、教師と児童の15人が重軽傷を負った日。今年になってからも1月には高校2年の男子が東京都品川区の商店街で男女5人に包丁で切りつける事件があり、3月には茨城県土浦市で男女8人が男に包丁で刺され、1人が死亡、7人がけがをしています。土浦で事件を起こした犯人が「誰でもよかった。人を殺したかった」と供述している新聞記事を見てショックを受けたものでしたが・・・・・・・。

 秋葉原の容疑者は25歳で、身分の不安定な派遣社員。ゲーム好きで携帯マニア。土浦の容疑者は24歳のフリーター。定職につかずにゲーム浸けの毎日。ともに子どものころは優秀だったが、大学進学の夢破れ・・・・。何か、共通したものを感じます。若い男がこうした凶行に走る背景や動機について、徹底した検証をしなければならないと思います。

 それにしても、偶然そこに居合わせただけで事件に巻き込まれて犠牲になった皆さん、ご遺族に皆さんの無念はいかばかりかと思うと、言葉を失ってしまいます。合掌。

by shouichiro_sato | 2008-06-09 23:06 | 社会・話題 | Comments(0)

 

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