阿部寛行さんを偲ぶ会

　羽後町田代尼沢にある阿部家の住宅は昨年、文化庁から「重要有形文化財」に指定されています。（写真・１２０年以上の歴史がある母屋と内蔵）　

　その阿部家できょう、平成１７年６月５日に５６歳で急逝した故・阿部寛行さんを偲ぶ会が開かれました。阿部さんは当時、町教育委員会の次長として小学校の統合問題や国体開催の準備に奔走していただけに、突然の訃報には本当に驚いたものでした。

　早いもので、それから３年。羽後町役場時代の仲間や体育指導委員会の同僚、先輩が４０人以上も集まり、文化財に指定された母屋の仏壇前で阿部さんの親友だった地蔵院住職・村上恵喜さん（羽後町仙道）が読経し、全員で焼香。奥の間まである広い座敷で、阿部さんの思い出話に花を咲かせました。

　阿部家では寛行さんが亡くなってから、自宅が重要有形文化財に指定された他、お二人の息子さんがそれぞれご結婚。お孫さんも誕生しています。悲しみを乗り越えて頑張っているご家族に接して、安堵しました。