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ねんきん特別便

 年金記録をめぐる問題で、加入記録の記載漏れや内容に間違いがないかを確認する「ねんきん特別便」が、届きました。先月には昭和5年生まれの母親に関するものでしたが、今度は昨年3月に亡くなった父親の被保険者記録についてです。

 私は父の年金証書を見たことがありませんでしたので、その加入記録を見て、感慨深いものがありました。その概要は次の通りです。(写真・年金記録のお知らせです)

ねんきん特別便_f0081443_22282355.jpg 昭和36年4月1日 国民年金に加入して資格を取得。
 46年12月1日 神奈川県平塚市の「日産車体㈱」に出稼ぎ、厚生年金加入。
 47年3月~52年3月まで 夏は農業に従事し、冬は日産車体㈱に出稼ぎに行ったため国民年金と厚生年金に交互に加入。
 55年12月5日 再び出稼ぎに。仕事は警備保障会社(ガードマン)で、厚生年金に加入。
 56年4月~60年10月まで 国民年金に加入し、満60歳になりました。

 私が高校を卒業して農業に従事したのが昭和46年4月。その年の冬から親子で出稼ぎに行っています。父は私が52年6月から農業研修生として2年間、米国に滞在中は出稼ぎを休んだものの、55年に町議会議員に当選した年には再び出稼ぎしています。

 当時、地域では出稼ぎが農家経済を支えていた時代でしたので、父にとっては当たり前のことだったのでしょうが、自分自身は好き勝手?に行動してきただけに、一生懸命に頑張ってきた父親の足跡を見るようで、しばし「特別便」を見つめてしまいました。

 父が厚生年金に加入した期間は、延べ22ヶ月。母には昨年7月から各支払月毎(2ヶ月に1回)に、8750円の遺族厚生年金が支払われています。金額の多少は別にして、父の残した財産として母も感謝しております。

by shouichiro_sato | 2008-05-29 22:37 | 家族・仲間 | Comments(0)  

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