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赤ちゃんポスト

 熊本市にある慈恵病院が昨年5月、親が養育できない子どもを預かる「こうのとりのゆりかご」、いわゆる赤ちゃんポストの運用を始めてから1年。熊本市はきょう、3月末までに預けられた内容を公表しました。

 それによると、生後1ヶ月未満の新生児が14人、1歳以下の乳児が2人、幼児1人のあわせて17人(男13人、女4人)。2人は精密検査が必要だったものの、虐待されていた痕跡はなし。親と手紙や電話で接触できた例は5人。保護者に引き取られたケースも1人いました。親の居住地は不明が8人いるものの、九州3人、中国、中部、関東が各2人でした。また、熊本市が「棄児」(捨て子)として戸籍を作成したのは8人でした。

 赤ちゃんポストについては「子どもの命を救うことができる」、「子どもを捨てる親が増える」などの賛否両論がありますが、熊本県以外から9人も預けられていたことに驚きました。その子どもたちは現在、出身地の児童相談所に保護されているとのこと。様々な事情があり、遠くまでやって来て赤ちゃんポストに子どもを預ける親の姿を想像するだけで、心が痛みます。

 ところで、日本では年間に200人前後の捨て子があるといわれています。子どもを捨てる(養育放棄)ことは許されることではありませんが、捨てられた子どもには何の罪もありません。出生の経緯に左右されることなく、子どもが健やかに育つような社会の仕組みはしっかりできているか。悩める親が子育ての相談ができる環境にあるのか、さらなる検証が必要です。

by shouichiro_sato | 2008-05-20 21:59 | 社会・話題 | Comments(0)  

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