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イオンがコメ生産

 流通業界大手のイオンが今年、大仙市協和の農事組合法人「たねっこ」(工藤修代表理事)の水田で、農薬や化学肥料の使用などを制限した特別栽培米を約1,000トン委託生産することになりました。15日の秋田魁新報・朝刊によると、約170ヘクタールの水田でイオンの仕様に基づく特別栽培米「あきたこまち」を生産するもので、生産者にはロットをまとめて契約栽培することで、天候不順による不作や米価の値崩れを懸念せずに生産できる利点があり、イオンは農家と直接連携することで、競争力のあるコメを安定的に確保できるメリットがある―――とのことです。

 イオンは他の地域でも4、5ヶ所の専用水田を確保し、順次生産量を拡大するようです。独自ブランドの特別栽培米を2008年全体で10,000トン、40億円を販売する計画で、10年産は25,000トン、100億円に増やす方針とか。将来は中国などの海外店舗での販売も視野に入れている模様です。

イオンがコメ生産_f0081443_21313913.jpg 「たねっこ」の圃場は、いつも利用している広域農道(グリーンロード)沿いに一望できます。1ヘクタール規模の大型圃場整備事業が完了し、転作では大規模な大豆の団地が見事でした。一昨年には穀類乾燥調整施設(写真・たねっこライスセンターと広大な水田)が完成し、私も活気のあるムラづくりに注目していた地域でしたので、今回の新聞記事を読んで驚きました。 (参考・06年11月28日の日記)

 現在のコメ政策では企業の農業参入に規制があるほか、生産調整に参加しなければ補助金の対象になりません。「たねっこ」の場合はこうした課題をどのように克服しているのか。生産過剰で価格の低迷が続いている国内市場に対して、将来の国際市場はコメ不足による価格高騰が見込まれているだけに、流通企業の生産現場への進出は拡大しそうです。

by shouichiro_sato | 2008-05-19 21:55 | 産業振興 | Comments(0)  

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