春・爛漫
2008年 04月 21日

県内各地から花の便りが届く毎日です。この季節の秋田は、梅も桜も、スイセンやチューリップ、木蓮なども一斉に咲きほこり、まさに春・爛漫。長い冬から解放された気分とあいまって、心がはずむ季節になりました。
そんな中、端午の節句をお祝いする「こいのぼり」を見かけます。といっても、以前からすると庭先に掲げているご家庭は少なくなりました。若者たちの就職難と未婚者の増加、地域経済が疲弊していると「こいのぼり」どころではありませんし、核家族化が進んで住宅事情や生活スタイルも大きく変化しているのでしょう。
一方、ご家庭に眠っている「こいのぼり」を集めて、地域ぐるみで掲げる活動は盛んです。由利本荘市東由利宿では、今年も先週から、桜の名所である高瀬川の河川公園に50匹以上のこいのぼりがお目見えしました(写真)。たぶん、県内ではこうした企画があちらこちらで行われていることでしょう。
いつの間にかこいのぼりも、「高く揚げる」ものから「川を渡る」ものになってしまいましたが、地域に元気をもたらす存在に復活して、輝いています。こいのぼりの役割も時代(社会)とともに変化していくのでしょうか。
by shouichiro_sato | 2008-04-21 17:58 | 地域活動 | Comments(0)