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工事の看板

 このところ、初夏を思わせるような天候が続いています。平年より早く咲いた県内の桜は、にかほ市の勢至公園では散り始め、本荘公園(由利本荘市)や千秋公園(秋田市)など、日本海沿岸は満開。内陸部でも人気のある桧木内川堤(仙北市)は五分咲きになりました。 きょうは良い天気に誘われ、県内の行楽地に出かけた皆さんも多かったことでしょう。

 ところで、県内を走り回っていると、雪解けとともにあちらこちらで道路工事の看板を見かけるようになりました。工事を知らせる看板には、数百メートル手前から設置されているものや車両の通行規制のものなど様々ありますが、必ず工事箇所の前後には「工事の概要」を表示する看板が設置されます。今までこうした看板の大半はスチール製でしたが、最近は間伐材を利用した看板が目立ってきました。
工事の看板_f0081443_20575515.jpg工事の看板_f0081443_20582143.jpg

 












 (写真・農山村の景観に溶け込んでいる工事看板。裏を見ると間伐材で作られていることがわかります。由利本荘市東由利の国道107号線で) 豊富な森林資源に恵まれながら、木材価格の下落と低迷で県内の林業経営は未曾有の危機にあります。しかし、世界的にはあらゆる資源が不足してくる心配があり、国際価格も高騰していくで、若干のコスト高になっても地域にあるものを活用することは重要なことです。未利用地に菜の花を栽培して油を採ったり、穀物からバイオエタノールを生産することが行われている時代になりましたから、間伐材の利活用のアイデアもまだまだあるはずです。

by shouichiro_sato | 2008-04-20 21:27 | 産業振興 | Comments(0)  

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