発酵食品
2008年 03月 30日
午後は「これからの発酵食品」をテーマに、パネルデスカッション。パネラーには長沼誠子・秋田大学教育文化学部教授、石川県の伝統食である「ふぐの卵巣の糠漬」製造で有名な荒木敏明・㈱あら与代表取締役、滋賀県で「鮒鮓(ふなずし)」をつくる徳山浩明・徳山鮓代表。それに県内からは仙北市の安藤大輔・㈱安藤醸造代表取締役、横手市の庄司隆宏・日の丸醸造㈱主任。コーデネーターは小泉教授が務めました。伝統食を継承していく意気込みや新しい時代への挑戦、食育と味覚教育のあり方などについて、興味深い意見が交換されました。
最後に五十嵐忠悦・横手市長が、「私たちは、21世紀を発酵の世紀と位置付け、発酵の食文化が息づく町づくりをめざします」など、5項目のサミット宣言を発表して閉会しました。
ところで、秋田ふるさと村では「全国発酵食品物産展」が同時に開催され、秋田を代表する味噌・麹・魚醤・日本酒・甘酒・漬物・納豆・乳製品・果汁などの企業。よこて発酵文化研究所が開発に関わった「梅まんさく」等のお酒・川魚醤・糠漬・お菓子・麺類。県外からは糠漬・鮓・漬物・みりん・かつお節などの名産店が参加し、多くのお客さんで賑わっていました。特に「ふぐの卵巣の糠漬」など、話題の商品は開店と同時に売切れるほど・・・・・の大人気。
お土産に「しょっつる」「寒麹」「大屋カリカリ梅」を買って帰りました。「まゆだま」は福島県白河市の(有)山口こうじ店の店主が、「試食用ですからお試しください」と提供してくれたもの。効果は人気の「冬虫夏草」に良く似ているという、大豆麹です。(写真)
《 追 伸 》
「全国発酵食品サミットin横手」は横手市とよこて発酵文化研究所の主催ですが、秋田魁新報社も共催しています。著名な先生方の講演やトークショウ、パネルデスカッションの模様は後日、同紙で詳しく報道されるものと思います。また、同研究所では様々な情報提供を行っていますから、興味のある方はサミット事務局まで(℡0182-45-5537)お問い合わせください。
by shouichiro_sato | 2008-03-30 21:25 | 産業振興 | Comments(0)