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どうして?

 昨夜の11時過ぎ、JR岡山駅のホームで帰宅するために電車を待っていた岡山県庁職員の男性(38歳)が、後ろから若い男に突き落とされて線路に転落。電車にはねられて死亡した事件の犯人は、今月1日に大阪府立高校を卒業したばかり少年(18歳)でした。けさのニュースによると少年は、「誰かを殺したい」「人を殺せば刑務所に行ける。誰でも良かった」と供述しているとか。まったく身勝手な凶行に言葉を失い、唖然としてしまいました。突然の悲劇に巻き込まれた男性やご遺族のことを思うと、怒りが込み上げてきます。

 23日(日)の白昼には茨城県土浦市のJR荒川沖駅周辺で、19日に同市の72歳の男性が殺された事件で指名手配中の容疑者(24歳)が、無差別に8人を殺傷する事件を起こしたばかり。この容疑者は「駅に着いてから7、8人殺そうと思った」と供述しているほか、事前に凶器を準備して自分が卒業した小学校を襲撃する計画があったこと。自分の妹を殺害することも考えていたことなど、異常な殺人願望があったことが明らかになっています。これまた、背筋が冷たくなってくる話です。

 18歳の少年は中学校時代にいじめにあったことがあるものの、「高校在学中はトラブルもなく、おとなしい子だった」。一方、24歳の青年は今年1月にコンビニのバイトを辞めてからは外出することも少なく、自宅でゲームをして過ごしていたとか。殺戮ゲームに没頭しており、上手くいかないと周囲に当り散らすことも。その彼も、高校時代は「目立たない、真面目なグループだった」といいます。

 それにしても、「誰でもいいから、人を殺したい」という気持はどこから出てくるのでしょう。人間社会ですから、怨恨や欲望から起きる事件は無くならないかも知れません。しかし、まったく自分勝手な動機で他人を巻き込み、被害を及ぼす事案が多くなっていることが、心配です。

 どうして?青春真っ只中の彼らにこういう事件が続くのか。私も二人の容疑者と同世代の子供がいる親として、看過できない出来事です。

by shouichiro_sato | 2008-03-26 21:51 | 社会・話題 | Comments(0)  

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